「キャッシングの審査に受かるか不安です」「審査の甘いキャッシング会社ってありませんか?」「そもそもキャッシングの審査って何するの?」など審査という言葉に過度に反応しているのか、キャッシングの審査に対して毛嫌いしたり不安視したりする方達がいるようです。
キャッシングの審査には、当然ですが意味があり重要な役目があります。従って「甘い」とか「審査なしでキャッシング」といった事は本来あり得ません。
ではキャッシング会社の審査とはどんなもので、どうしたらクリアできるのでしょうか?審査について注意点を踏まえながら解説していきたいと思います。
キャッシングの審査って何?判断基準をしっかり確認する
まずは、キャッシングの審査とはどういったモノなのかお話していきたいと思います。また実際に審査をクリアする条件」などについても言及していきたいと思います。
それでは、キャッシングの意義とクリア条件について確認していきましょう。
審査はなぜ受ける?キャッシング会社が負う社会的責任
キャッシング会社がなぜ審査をするのか?ですが、それはとても単純で「貸したお金をしっかり返してくれる人物」であるかどうかを調べる為に行っているだけです。
しっかり返してくれる人物だけではわかりにくいと思いますので、もう少し判断基準を詳しく述べると「成人していて、安定的な収入があり、返済をしっかりする事が出来る信用性のある人物」となります。
キャッシングには目を背けてはいけない問題があります。「多重債務の温床」「ローン破産」「借金を苦に自殺」といった、社会的問題と常に隣り合わせでサービスを提供しているのがキャッシングという訳です。
これは隠しようのない事実ですが、正しく利用さえすればクレジットカードと同様に大変便利なサービスでもあります。
それ故にキャッシング会社は、キャッシングで起こるであろう債務者のトラブルを審査によって未然に防ぐ社会的責任と義務を負っている訳です。
なぜ審査をするのかというと、経営上の問題で返済できない人を弾くという意味合いも当然あるのですが、実はそれ以上に社会的責任(多重債務者を増加させないなど)を念頭に置いているのです。
キャッシング審査の3つのクリア条件を把握する!
だからこそ、キャッシングの審査は厳正に行われているのですが、そうは言っても「審査」を受けるのは不安だと思います。そこで、キャッシングの審査をクリアする3つの条件について確認していきたいと思います。
◆②安定的な収入
◆③信用性
キャッシング会社の多くは、申込者の条件に年齢を挙げています。なぜ年齢を条件にしているかと言えば、未成年者や高齢者を審査で落とす為なのです。
一般的に20歳以上~70歳未満の成人の方にのみキャッシングサービスは提供されています。なぜこの年齢なのかというと、まず未成年(19歳以下)の方を弾く理由は民法上(民法4条と5条)責任を負えない年齢だからです。この為、キャッシング会社は未成年者を審査対象外としています。
高齢者に関しては、65歳以下としたり75歳未満としたりキャッシング会社によって若干違いがあります。しかし、基本的に高齢者は「判断力の低下から金融トラブルを起こす可能性」があり、責任を果たす能力も衰えるのが実情です。だからこそ、キャッシング会社も高齢者に対して慎重になる訳です。
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※因みにキャッシング会社とは、「銀行」と「消費者金融」の2つに分ける事ができ、銀行は銀行法、消費者金融は貸金業法によってルールが定められています。
次に安定的な収入ですが、これについては実際に仕事をしているかどうかを調べる事になります。キャッシングで一番のトラブルは、滞納トラブルです。返済日に支払いを忘れてしまう方は多いですが、そもそも収入がなければ払いたくても払えません。故に、収入を得ているかどうかは重要なクリア条件なのです。
信用性についてですが、これは個人の債務情報を管理している「信用情報機関」に問い合わせて、過去に滞納トラブルや債務整理などを行ったかどうかを調べたり、多重債務者であるかどうかを確認します。
これで問題がなければ、信用性があると判断される訳です。もし信用性に不安がある方は、信用情報機関に情報開示を求めると1000円ほどの費用で確認する事が出来るので試してみて下さい。
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審査を受ける前にチェック!審査だけに囚われてはいけない
年齢、働いている、信用性に問題ないとなれば、キャッシングの審査はほぼクリアできます。ならすぐに申し込みというのは、少し早急な判断です。
審査はとても重要なので気になると思いますが、実はそれ以外にも申し込みを検討している段階でチェックして頂きたい事があるのです。
7つのチェックポイントで失敗回避!申込み前に確認してみる
申し込みをする前に、是非下記の7つのチェックポイントを確認してみて下さい。このチェックは、実際に借りられた後の事についてなのですが、このチェックを怠ると利用時に「アレ?コレって思ってたのと違う・・・」といった事になってしまいます。
そうならない為にも、必ずチェックをしておいて下さい。
2.借入方法
3.返済方法
4.即日キャッシングの可否
5.サービス性
6.複数社を比較してみる
7.闇金業者や詐欺に気を付ける
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キャッシング会社によって「WEB申し込み」「電話申し込み」「郵送での申し込み」「自動契約機での申し込み」と実に様々用意されています。しかし、キャッシング会社によっては申込方法が1つだったり2つだったりする事もあります。だからこそ、まずは申込方法をチェックして下さい。
借入方法や返済方法については、利用時に重要なのでチェックしておきましょう。カードローンはATMでの借入・返済を基本にしていますが、振込や手渡しといった方法もある訳です。
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そういった細かな点を事前に知っておくと利用時に助かるものです。また、提携しているコンビニや銀行のチェックもしておくとATMの利用時に困る事がないと思います。
キャッシングの代名詞でもある「即日キャッシング」ができるかどうかのチェックも、是非しておきましょう。
現在、銀行系のカードローンは全て即日キャッシングのサービスを停止しているので、現状では消費者金融しか即日キャッシングを行う事はできません。
そして大手の消費者金融は即日キャッシングを行う事が可能ですが、中規模な消費者金融の場合、難しい事もあります。故に、申し込む前に確認をしておきましょう。
銀行も消費者金融も独自のサービスや定期的にキャンペーンなどを実施しています。タイミングによっては、その時に申し込みをするとお得になるといったモノもあると思いますので、申し込みをする前から定期的にキャッシング会社のホームページを見ておくと良いと思います。
いくつかのキャッシング会社を見て比較するのは、とても大切な事です。比較する事でキャッシング会社の特徴がより明確になり、更にメリットやデメリットも分かってきます。その中で初めて自分に合ったキャッシング会社を発見する事もあるので、是非複数社の比較を行ってみて下さい。
キャッシングはお金を借りるサービスなので、そのお金を騙し取ろうと輩が残念ですが存在します。それが闇金業者であったり、詐欺集団であったりする訳です。審査不要、ブラックリストでも大丈夫と言った甘い言葉で勧誘してきますが絶対に騙されないよう気を付けて下さい。
年収の3分の1が利用限度額の上限!総量規制を理解する
「キャッシングっていくら借りられるの?」「最初は50万円借りたいんだけど大丈夫?」といったように、キャッシングの利用限度額について審査ではどのようにチェックをされているのかを話していきます。
キャッシングの利用限度額についてですが、総量規制(貸金業法の規制)を基準に審査では判断をされています。
<総量規制とは> 個人の借りられる限度額を、年収の3分の1までと定めた貸金業法の規制です。限度額が3分の1なので、キャッシング会社によってはそれ以下になる事もあります。 |
例えば年収450万円の人が50万円借りたいとします。その場合、キャッシング会社から借りられる限度額は上限で150万円という事になります。但し、他社で借入れがある場合はその金額も含めるので注意が必要です。(他社で50万円借りていたら、残りは100万円となります)
ここで注意が必要ですが、総量規制は消費者金融が順守している貸金業法の規制なので、実は銀行(銀行法を順守)には適応されません。
しかし、銀行も審査では基本的に年収の3分の1を限度額の上限にする傾向が見られるので、「銀行は銀行法なので総量規制を守る必要がない!だから年収の3分の1以上借りられる!」といった声に騙されないようにして下さい。
理論的には可能でも実際に3分の1以上貸してはくれないのが現状だと覚えておいて下さい。
キャッシング審査を把握して必要書類の準備を行う!
審査の3つのクリア条件、申込み前の7つのチェックポイント、そして限度額についてお話ししました。次は、審査がどのように行われていくのか全体の流れについてと審査の時に必要な書類について確認していきたいと思います。
最短で30分!書類審査と在籍確認が行わる審査の流れ
キャッシングの審査は「書類審査」と「在籍確認」の2つに分かれます。書類審査は個人情報と必要書類の提出、在籍確認は勤務先への電話確認となります。
では、審査の流れを見ていきましょう。
↓
◆②仮審査の結果連絡
↓
◆③本審査(必要書類の提出と在籍確認)
↓
◆④結果連絡
↓
◆⑤契約
↓
◆⑥店舗・無人機でのカードの受け取り、もしくは郵送での受け取り
↓
◆⑦融資開始
まずは申し込みを行います。申し込みについては、事前にチェックしておいて家で全て手続きを行いたい場合はWEB申し込み、直ぐにカードが受け取りたい場合は無人契約機での申し込みといったように都合にあわせて選んで下さい。
仮審査に合格すると連絡があり、次に本審査へと続きます。必要書類の提出や在籍確認の審査へ移り合格の場合は「登録している携帯」に連絡があります。その後、契約を行いカードを店舗・無人契約機で受け取るか、郵送で受け取るのかを選択して下さい。カードを受け取れば融資開始です。
参考までに、WEBと無人契約機での申し込みの簡単な流れについてお話しします。
<WEBでの場合>
申し込みから審査が完了するまでの時間はおよそ30分程度です。但し、合格していればカードは郵送なので、受け取るまでに数日か掛かる点に注意が必要です。もし待てない場合は、キャッシング会社に相談して振込可能かどうかを確認してみて下さい。
<無人契約機の場合>
申し込みから審査が完了するまでの時間はおよそ30分程度です。合格してれば契約を行い20分程度でカードを受け取れる事が可能です。
上記でも述べていますが、即日ができるのは消費者金融のみです。その点を考慮して、急いでいる場合の申し込みを検討して下さい。
必要書類は2種類!本人確認書類と収入証明書類の理解
必要書類は以下の2つとなります。
- 本人確認書類
- 収入証明書類
本人確認書類は、「運転免許証」「パスポート」「マイナンバーカード」「健康保険証」などとなります。収入証明書類は「源泉徴収票」「給与明細」「確定申告書」「所得証明書」などです。
但し注意点としてですが、収入証明書類は下記のような条件の時にのみ必要なので、実際は本人確認書類のみで問題はありません。
2.利用限度額と他のキャッシング会社からの借入総額が100万円を超える場合
3.キャッシング会社が審査の過程で必要と判断した場合
審査は何があるかわかりません。なので、いざという時の為に一応2つの書類を用意しておいた方が良いと思います。
キャッシング審査をより注意深く理解して申し込みに備える!
キャッシングの「審査」に関する事について色々お話しししてきましたが、次はキャッシングを申し込む際の注意についてお伝えしていきます。
キャッシングの危険性とも言えるお話しなので、是非参考にして気を付けて下さい。
ブラックでも大丈夫!審査不要でキャッシング!は嘘である
キャッシングの申し込みに不安の方は、たとえブラックリストでなくても「ブラック大丈夫!」「審査不要!」といった言葉に心を惑わされてしまうようです。ですが、上記でもお話しているように審査とは多重債務者などを出さない為の社会的な責任を守っている面もある訳です。
ですから、ブラックリストに載っている方には本来キャッシングサービスを提供するはずはありませんし、審査がないという事もあり得ません。しかし普通に考えれば直ぐに分かりそうな事ですが、キャッシングしたいと思っている方は意外に切羽詰まっているので正常な判断ができないようなのです。
ですから断言しておきますが、「ブラックでも大丈夫!」「審査不要!即日キャッシング!」といった言葉は「嘘」なので騙されないようにして下さい。
もし「審査不要でキャッシングできる!」といった甘い言葉で勧誘しているキャッシング会社があるとするなら、それは社会的な責任を無視した「法律を守らない違法な会社」であると言える訳です。つまり闇金業者や詐欺師です。
そのような会社には絶対に近づかないようにして下さい。
他にも目を向ける!審査を理解した後も失敗しないよう行動する
審査について、まずは3つの条件のクリア、次に申し込む前に7つのチェックポイントと限度額の設定についてお話してきました。審査だけを意識するのではなく、他にも目を向ける必要性についてお話しした訳です。
そして審査の流れや必要な書類についても触れ、キャッシングは貸金業法、銀行法、民法によって規制されているので「審査」は厳正に行われる事も知って頂きました。
しかし、まだそれでは細かなところの情報が漏れていて、疑問を抱えているかもしれません。ですから、「審査について分かった!」と思うだけでなく、7つのチェックポイントをより詳しく調べたり、様々な情報を比較してみたりして、後悔しない申し込みやキャッシングの活用に繋げて頂きたいと思います。
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