キャッシングの必要書類には何がある?4つの場面で必要とされる書類を徹底解説!
キャッシングには申込み時に提出する必要書類があります。本人確認書類、収入証明などが必要な書類ですが、一体どういった物が本人を証明したり収入を証明したりする書類なのでしょうか?
また、申込み時にだけ必要書類を提出するのでしょうか?書類は契約者本人の氏名や住所、勤務先や年収を証明する大切な書類です。ですが、キャッシングに関しては審査ばかり気になってしまい必要書類について疎かになっている傾向があります。
そこでキャッシングの必要書類について、注意点を踏まえながらお話ししていきたいと思います。
基本を押さえる!必要書類の提出タイミングと種類を知る
キャッシングで必要になる書類は、どんな時に必要なのでしょうか?基本的に「申し込みの時だけでしょ」と言った声が聞こえてきそうですが、実際は他にも必要になる場面があります。
どういった場面で、キャッシングの必要書類は求められるのでしょうか?
申込み時以外でも!キャッシングの必要書類は4つの場面で提出
キャッシングの書類は、以下の4つの場面で必要とされます。
- 1.申込みの時
- 2.増額の審査を受ける時
- 3.個人情報が変わった時
- 4.解約する時
キャッシングを申込む時、書類審査と在籍確認の審査があります。その際に必要になるのが、本人確認書類と収入証明の書類です。ただ、収入証明は一定の額までの借入れなら、必要としないキャッシング会社が多くあります。その為、本人確認書類のみの提出で終わる事もあります。
キャッシングを利用中、借りている限度額を増額したいと思う事があるかもしれません。
キャッシング会社は一定の金額以上(限度額が50万円以上になる)の増額要請の場合、収入証明が必要になる事があります。
引っ越しや転職、失業などによって、個人情報が変わる事があります。その際は、キャッシング会社にスグに変更した旨の連絡と、変更点が証明できる書類の提出が必要になります。こういった変更点は忘れがちなので、必ず変わったら連絡して書類を提出するようにして下さい。
キャッシングの解約時に、本人確認書類を提出する場合があります。それまで使っていた専用のローンカードと本人確認書類(免許証のコピーなど)を提出して、最終的な処理をキャッシング会社が行う事で解約と言った流れになります。
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キャッシングの必要書類は基本的に1つだけ!
一般的に多くの利用者の方は、キャッシングでの必要書類は「本人確認書類」だけだと思っていると思います。上記で4つの書類が必要な場面を挙げましたが、やはり基本的には本人確認書類さえ用意しておけば問題はないと思います。
※突然、キャッシング会社から提出を求められてもいいように収入証明だけでも用意しておくといざという時、スムーズに申込みが完了します。
キャッシング会社に提出する、本人確認書類には以下のようなものがあります。
◆①運転免許証
◆②パスポート
◆③マイナンバーカード
本人確認書類の基本は、顔写真が有りの書類だという事です。現状では、免許証、パスポート、マイナンバーカードの3つが本人確認書類の代表的なものとなります。
◆①健康保険証(社会保険)
◆②住民票
◆③戸籍抄本
◆④国民健康保険
◆⑤母子健康手帳
顔写真有りの書類が用意できない場合は、上記に挙げた5つの書類からが2つを選んで提出する事になると思います。厳密に必要な書類はキャッシング会社から指示があると思いますが、顔写真が無ければ複数の書類を提出する事になる可能性が高いので、注意して用意しておきましょう。
もし本人確認書類の住所と現在の住所が違う場合は、以下の書類もあわせて提出する必要があります。
2.社会保険料の領収書
3.公共料金の領収書(電力会社、水道局、ガス会社、NHK発行のもの)
4.住民票の写しまたは住民票の記載事項証明書
全て現住所が記載されている筈なので、本人確認書類と住所が違う場合は必ず用意しておくようにしましょう。
キャッシングの必要書類①:本人確認書類をより深く知る!
本人確認書類とはどういった物が該当するのか上記でお話ししましたが、次は事前のチェックポイントについてお話ししていきたいと思います。
本人確認書類に不備があった場合、せっかく提出した書類も再度用意しなくてはいけないかもしれません。そんな二度手間を防ぐためにも、提出する書類のチェックを行って下さい。
本人確認書類をチェック!提出前にポイント別の確認をする
キャッシングの必要書類を提出する前に、いくつかのチェックポイントを確認して不備が無いようにしておきましょう。
◆記載の住所と現住所の確認
◆有効期限の確認をする
◆表と裏のコピーを用意する
氏名や現住所の確認は絶対に行って下さい。これはキャッシングの審査だけでなく、それ以前の問題のような気がしますが、必ずチェックしておいて下さい。
運転免許証の有効期限切れは、意外に多く見られるミスの1つなので、必ず確認して有効な免許証のコピーを提出して下さい。
また、免許証の裏に記入事項がある場合もあるので必ず表と裏のコピーを用意するようにして下さい。
◆日本政府発行のパスポート
◆顔と所持人記入欄のコピーを用意する
◆有効期限の確認をする
問題ないと思いますが、パスポートの発行元をまずは確認して下さい。問題が無ければ、次にパスポートの「顔写真のページ」と「所持人記入欄」の2ページのコピーを用意して下さい。最後に、パスポートの有効期限を確認して下さい。
◆通知カードは対応不可、顔写真付きを用意する
◆有効期限の確認をする
マイナンバーカードには、通知カードと顔写真付きのカードがありますが、キャッシングで本人確認書類として認められるのは後者の「顔写真付きのマイナンバーカード」となります。通知カードは書類としては認められませんので、ご注意ください。
そして、マイナンバーカードも有効期限を必ず確認するようにして下さい。申込時にどれを本人確認書類として提出するのかは各自のご判断となりますが、基本的な3つについては上記のチェックポイントを事前に必ず確認しておくスムーズに申込みを完了させる事が出来ると思います。
在籍確認を書類で済ませたい!代わりになる4つの書類を把握
キャッシングの必要書類は本人確認書類や収入証明になりますが、審査自体はは書類審査の他に「在籍確認」という勤務先への電話確認が存在しています。
申込む方の中には、どうしても勤務先に連絡をしてほしくない方もいます。そんな方は、キャッシング会社に相談してみて下さい。場合によっては、在籍確認を書類審査に変更しても貰える場合があります。
もし変更して貰えたら、以下の書類が勤務先で働いている証明となります。
②保険証(社会保険)等、会社名の記載があるもの
③収入証明
④給与明細等
在籍確認を書類審査にして貰えるかどうかは、キャッシング会社の判断となります。しかし、どうしても勤務先への連絡を避けたい場合は、一応上記の書類を用意しておいてキャッシング会社に相談されるとスムーズに申し込みや審査が進むと思います。
キャッシングの必要書類②:収入証明について把握する!
基本的には必要のない収入証明ですが、場合によっては提出しなくてはいけません。どんな物が収入証明書となるのか?また、どういった条件下で収入証明をキャッシングの必要書類として提出しなくてはいけないのか?
収入証明について、お話ししていきたいと思います。
全部で5つ!収入を証明する事の出来る書類
まず下記の5つが、収入証明になる書類となります。
- 源泉徴収票
- 給与明細
- 所得証明書
- 住民税決定通知書
- 確定申告書
源泉徴収票ですが、前年度かもしくは直近分の物を用意して下さい。また、「公的年金等の源泉徴収票」および「退職所得の源泉徴収票」を除くので注意して下さい。
一般的には給与明細が最も多い収入証明になると思いますが、直近の2か月分を用意して、氏名、勤務先、総支給額がしっかり記載されている事を事前に確認しておくようにしましょう。
所得証明書は、前年分を用意して下さい。その際、年間所得の記載があるかどうかの確認だけは必ず行うようにして下さい。住民税決定通知書は、毎年6月頃、勤務先を通じて届く市区町村発行の「特別微収税額の決定・変更通知書」などです。
時期によっては、他の書類を収入証明に利用した方が良いかもしれません。確定申告書は、市区町村で発行されているものです。希望すれば、随時取得することが可能となっています。その際、納税所の収受印、もしくは電子申告の受付日時の記載があるかどうかの確認をしておいて下さい。
基本的に必要ない収入証明が必要なケースを把握しておく!
キャッシングの必要書類に、収入証明が必要になるには以下の4つのパターンが存在します。
2.他社含めて100万円以上の借入がある場合
3.増額の申請時
4.収入証明を提出した方で、3年経過された場合
申込時に、限度額を50万円以上に設定して申請すると収入証明の提出をキャッシング会社から求められます。また他社からの借入がある場合は、他社の借入限度額と希望している限度額の合計が100万円を超える時にも収入証明の提出が必要となります。
キャッシングの利用中、借りている限度額以上を借りたいと増額申請する際も、場合によっては収入証明の提出が必要になる事があります。
もし何らかの理由で収入証明を提出していた場合ですが、提出から3年経過するとキャッシング会社から収入証明を再度提出するように要請される場合があります。その場合、勤務先などが変更していると指摘されますので、そのような事がないように個人情報が変わった時はスグに連絡しましょう。
※住所や勤務先などは、変更したらすぐにキャッシング会社へ報告して下さい。
個人情報が変更した時や完済時にもキャッシングの書類は必要!
キャッシングにおいて、基本的に必要書類は本人確認書類のみです。しかし、上記でもお話ししましたが、引っ越しや転職、結婚や失業など個人情報が変わる事はある訳です。
また、契約の完了時も書類が必要になる事もあります。申込み時だけではない、その他の場面で必要な書類や注意点についてお話ししていきます。
引っ越しや転職の時!キャッシング会社に変更点をスグに報告
住所や勤務先の情報が変わった場合、キャッシング会社は契約上それを把握しておかなくてはいけませんので、報告しておく義務が利用者にはあります。これが大前提です。
キャッシングはサービスの性質上、大金を利用する事が出来ます。それ故、キャッシング会社は踏み倒されたりする事を恐れる訳です。住所を特定できていないという事は、そういった不安を持つことになる訳です。
また失業した場合は無職になるわけですが、その事実を時には隠そうとされる方も中にはいます。収入が無ければ滞納トラブルに発展する可能性はとても高く、それ故に対処は早急に行わなくてはいけません。
利用者本人にとっても、キャッシング会社にとっても、隠したり知らなかったりする事はマイナスでしかない訳です。
だからこそ個人情報が変わったら、本人確認書類(新住所が記載されている)や転職先などの情報をキャッシング会社に提出したり連絡したりしなくてはいけないのです。
変更した個人情報を連絡する事は手間かもしれません。しかし、大きなトラブルを未然に防ぐためにも、しっかり情報を伝えるようにしておいて下さい。
キャッシングの解約時にも必要になってくる!2つの必要書類
キャッシングの完済後、契約を解除する時にキャッシング会社によっては提出する書類などがあります。
◆②本人確認書類
この2つの提出はキャッシング会社によっては必要ない場合もあるので、解約時にはそれぞれの会社で指示に従って下さい。
専用のローンカードは本人がハサミを入れて破棄するか、店舗へ直接届けるか、もしくは郵送で返還する事になります。利用自体はキャッシング会社で停止処理をしますが、手元にあっても意味はないので破棄もしくは返還される方が良いと思います。
解約時に、本人確認書類の提出を求めるキャッシングもあります。その場合は、素直にWEB上へアップロード、店舗へ直接届ける、郵送などの方法で提出して下さい。