キャッシングは怖い!錯覚から始まる多重債務やローン破産の借金地獄
「キャッシングは怖い」と言われても、これだけ生活の一部となってしまっているカードローン(クレジットカードと同様レベル)に対してはあまりピンとこないかもしれません。
しかし、だからこそ危険なのです。キャッシングを利用する頻度が高くなると、人は「ある」錯覚する事になります。それにより、社会的な信用を失い、キャッシングに関する犯罪トラブルなどの被害を受けたりします。
そして最悪の場合、多重債務者やローン破産などの借金地獄を味わう可能性もある訳です。キャッシングは怖い!その事について再確認して頂けるようお話ししていきます。
大丈夫だろうが危険!ついつい使ってしまうキャッシングの恐怖
キャッシングの本質は、まとまったお金を自由に利用出来る事だと考える方がいますが、それはあくまでもサービスと言うだけであって本質ではありません。
キャッシングの本質は、お金の前借りです。つまり、「借金」と言う訳です。これが、キャッシングの大前提です。その点を忘れてしまうと痛い目に合う訳です。
「あと〇〇円使えるから、10万円位利用してもまだ大丈夫だろう」と、安易にキャッシングを利用して泥沼に嵌っていく。キャッシングは便利である反面、借金と言う側面を内包する危険なサービスでもあります。
そこを見誤ってしまい失敗する事は決して特殊な事ではありません。ちょっとした気の緩みが、大きな失敗に繋がってしまう可能性についてお話ししていきたいと思います。
体験談①:気付いた時には手遅れだったキャッシングの闇に注意
はじめは、軽い気持ちだったと思います。バイト代だけで足りないお金のやりくりの為にキャッシングを利用したのが最初でした。
申込んで無人契約機で30分程作業したら、もうお金が借りられることに凄く驚いた記憶があります。それに、コンビニATMで24時間どこでも借りられるので、簡単にまとまったお金がいつでも利用できるようになった訳です。だから、麻痺していったんだと思います。
飲み会、遊びに行くとき、コンパなど、軍資金が足りないと感じたらスグにATMでキャッシングしてしまい、気づいた時には50万円の限度額いっぱいまで借りていました。
この段階になると、バイト代はキャッシングの返済に消え、普段の生活費すら削る始末でした。で、足りない分はキャッシングで補充するという悪循環。バイト代は返済に消え、生活できないからキャッシングをまたするといったマッチポンプで首が閉まっていく訳です。
最終的には親に泣きつきましたが、便利だからと「ついつい」使ってしまうキャッシングは怖いサービスだと今では思っています。
キャッシングは怖い!借金を自分のお金だと錯覚してしまう
キャッシングの本質は借金です。事前に大金を利用できる権利を与えられますが、期限が来れば返済する義務を持っています。しかも、返済時に「利息」を支払う事になっている為、長期間借りれば借りるほど大きな負担が掛かってくる仕組みのサービスなのです。
しかし、ここで注意が必要なのです。
つい自由にできるお金を「自分のお金だと錯覚」してしまう事があり、その事こそキャッシングの怖い一面だと認識しておかなくてはいけません。
キャッシングはサービス上、大金を簡単に借入れが出来るようになっていますし、いつでもどこでも利用できるようになっています。その事が、どこかのタイミングで「自分のお金だ」と錯覚してしまう方もいる訳です。
全ての方ではありませんが、キャッシング=借金という事実を見失ってしまい失敗や時には破滅する方が後を絶たないのがキャッシングの怖さです。あくまでも、キャッシングで利用できるお金は借金であり、自分のお金だと錯覚しないようにして下さい。
自分で稼いだお金のアリガタミは、誰しもが知っています。苦労して稼いだお金をできるだけ使う事無く生活する、節約が趣味のような方もいらっしゃいますし、人は苦労して得たものを大切にするものです。
ただ、降って沸いたようなお金、いわゆる「あぶく銭」に対しては、気が緩んでつい使ってしまう傾向にあるものです。競馬、パチンコ、宝くじなど、ひょんな事から「簡単」に掴んだお金に対して使ってしまうものです。
こういったお金は稼いだお金より羽目を外して使ってしまう傾向にあると言われれば、なんとなくわかって頂けると思います。
※あくまでも傾向的にと言うお話しで、人によっては貯金したり計画的に利用できる方も当然いらっしゃいます。
キャッシングは、簡単にお金を利用する事が出来るサービスです。それ故に、稼いだお金に対しての慎重さが欠如してしまい「つい使ってしまう」傾向があります。
あぶく銭ほど降って沸いた感はありませんが、仕事などの努力をせず簡単に手に出来てしまうという点が人を錯覚させるのでしょう。だからこそ、キャッシングは借金でありながら、つい自分のお金ではないかと「錯覚させる怖さ」が常にあると覚えておかなくてはいけないのです。
社会的信用を失ってしまう!遅延滞納トラブルに注意する
キャッシングは借りている事実を希薄にして、自分のものであるという錯覚を引き起こす点に怖い部分がある訳です。しかし、キャッシングの怖さはそれだけではありません。
キャッシングには、毎月返済日があります。この返済を、遅延したり長期間滞納してしまったりするトラブルによって、社会的信用を失う可能性がキャッシングにはあります。キャッシングで最も多いトラブルである返済の怖さについて、お話ししていきたいと思います。
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体験談②:「審査に落ちる」信用を失ってしまう滞納トラブル
会社が倒産したせいで職を失い、キャッシングの返済が厳しい時期がありました。毎月の返済は、期日までに払ったり払えなかったりの繰り返しで、長期間延滞していたこともありました。数年後、なんとか完済までこぎつけてキャッシングからは卒業しました。
完済してから3年ほどたった頃、家を建てる計画を妻としていると意外な問題点を銀行側から指摘されました。「信用情報機関からの情報で、住宅ローンの審査がかなり厳しい状況です」
最初はどういった意味なのか分かりませんでしたが、どうやら数年も前のキャッシングの返済トラブルについてを指摘されていたようです。滞納していたのは7~8年前、完済してから3年は経っていたのでかなり驚きました。
「え、今更・・・」と言った感じです。その後、頭金を多めにしたり、住宅ローンの開始時期をズラしたりして、なんとか自宅購入の夢がかないました。しかし、数年も前のキャッシングトラブルが、まさか住宅ローンの審査に影響があるなんて、少し怖さを感じましたね。
キャッシングの返済放置は怖い!滞納が信用性に与える影響
キャッシングの怖いところは、遅延や延滞した個人情報が全て信用情報機関(カードローンやクレジットの利用履歴を保管している機関)に記録が残り、新規の金融ローンに申込んだ時に影響を及ぼす点です。
信用情報機関の個人情報は、キャッシングの完済後から5年間は保管されています。
上記の体験談のお話だと、例え本人にとって7~8年前の昔に感じている出来事であっても完済してから3年ほどしか経っていないのなら、当然記録は残っているので遅延や長期延滞の記録は確認できる訳です。
キャッシングでの返済トラブルは、金融ローンの審査に大きな影響を与えます。なぜなら、返済トラブルを起こす人は「信用性に欠ける人物」だと判断されてしまうからです。
自動車ローンや住宅ローン、高額なエステや嗜好品などの割賦支払いやスマホの代金の割賦支払いなどの金融ローンの審査に大きな影響が出てきます。
キャッシングはクレジットカードと同様に、大変便利で多くの方が利用するサービスです。その反面、借金であるという意識の欠如が生活のあらゆる場面で影響を与えてきたりする怖いものであるという事を忘れてはいけません。
甘い言葉で巧妙に騙す!キャッシングを狙った悪意に気を付ける
キャッシングの怖さは、利用している時だけではありません。自分のお金だと錯覚したり、返済トラブルによって信用性を失う事も当然怖い事なのですが、実は他にも怖い事があるのです。
それが、詐欺や闇金業者などの犯罪性を含んだ危険です。キャッシングは簡単にお金が借りられる為、一部の悪意ある集団から巧妙にお金を騙し取れると考えられています。そして、実際に少なからず事件となり今も解決できていない社会的な問題となっている訳です。
お金を借りたいという心理を巧みに利用して騙し取る、詐欺や闇金の怖さについてお話ししていきます。
体験談③:誘いに乗ったせいで取り立てと膨らむ利息に恐怖する
クレジットカードの返済を度々飛ばしてたんで、ブラックリストになってるだろうなと思ってたんです。だから「即日融資!審査不要」「在籍確認無し!簡単お手続き」「秘密厳守!即日現金渡し!」など、「・・・危ないトコかも」と言う不安もあったけど背に腹は代えられないって感じで借りたわけ。
それが失敗。危険なトコかもしれないと最初から思って連絡してるからある程度の不利な条件も、その時は「他で借りられないからしょうがない」「やっぱり、消費者金融や銀行より条件が厳しい」と考えたけど、「何とかなるだろう」ってそういった考えを無視をしていたんだと思う。
結果、返済が滞った瞬間から地獄に変わった。取り立ての電話がひっきりなしにかかってきたり、ポストへ罵倒の紙が入っていたりとプレッシャーが酷くて精神的に追い詰められていくのが自分でも分かったよ。
ホント後悔したね、甘い言葉に乗っかって借りた事を。返済の利息はドンドン膨らむ、催促の電話で精神的に追い詰められると最悪。騙されたと思う反面、こうなる事も予想していた面もあったんで闇金だとわかっていても結局泣き寝入り。
今は後悔しかないんで、今後キャッシングする事はないと思うね。
詐欺や闇金は怖い!キャッシングを狙った犯罪トラブル
キャッシングを狙った詐欺や闇金トラブルは、大変多い問題です。消費者金融や銀行などホームページでは、詐欺や闇金に騙されないように注意勧告が常にされています。
※今は、フィッシング詐欺などのメールやホームページを利用した手口もあるのでさらに注意が必要です。
キャッシングには必ず審査があります。しかし、クレジットカードやカードローンや金融ローンの経験者の方の中には、自分がブラックリストに載っている疑心暗鬼を持っている場合があります。そんな方は、騙されやすくなります。
詐欺や闇金業者は、「お金を借りたくて仕方がないけど、審査に通らないかも」と不安を抱えている方に対して、その不安を心理的に利用した甘い言葉を餌に待ち構えています。
巧妙に弱った心を狙ってくる訳です。消費者金融などの金利は銀行のカードローンより高いと言われますが、闇金業者の金利はその比ではありません。しかも返済期日も、短期で返済日までに全額返済が一般的です。
例えば10万円借りた場合、1~2週間後には利息を付けて全額返済しなくてはならないケースもあります。もし、それ以上借りたい場合は延長料金を取られるのですが、その金額も法外な値段です。
詐欺や闇金、いまではソフト闇金などと言う業者もいますが、どれも法律を守っていない犯罪集団です。関係性を持てば、必ず損をするのはこちら側になります。自分には関係ないと思いたいかもしれませんが、狙って騙してくる集団がいる怖さをキャッシングが持っている事を忘れないで下さい。
本当にキャッシングは怖い!最終的に堕ちる未来を把握しておく
ここまで、キャッシングは怖いとお話ししてきましたが、上記でお話ししている錯覚による使い過ぎや滞納での信用性の喪失などは、よくある出来事と感じてしまえる位、一般性を帯びています。
しかし、キャッシングにはまだ怖い結末が待っているのです。
多重債務!ローン破産!キャッシングが怖い事を常に忘れない
キャッシングには、社会のレールから離れてしまう程の最悪な結果を招く恐れがあります。上記でお話ししてきた、錯覚による使い過ぎ、滞納による信用性の喪失、詐欺や闇金による被害は全て最初の一歩にしか過ぎません。
- 多重債務による借金地獄
- ローン破産
- 孤独
これら3つの苦しみが、キャッシングには潜んでいるのです。多重債務の方は、利息や元本の返済が毎月何回も訪れるので、まず精神的に辛い訳です。そして、一般的にそんな状態が長く続く訳ありません。
入ってきた収入が返済に回り、足らなくなってくる生活費をキャッシングで賄いキャッシングの元本が全く減らないという典型的な自転車操業の借金地獄へと繋がっていきます。
こうなると抜け出すことは容易ではありません。生活に張りがなくなり、借金を返すために様々なものに犠牲が伴ってきます。人間関係、仕事、交友関係、趣味などすべてが二の次になっていきます。
そして、これらを解消、もしくは逃げる為に「自己破産」を考えるようになります。人生を一度リセットしたいと、追い詰められていく訳です。自己破産をしても人生が終わる訳ではありませんが、それでもかなりの制約を受けることになります。
人生のリセットには、人間関係も加味されています。故に、借金で本当に苦しんだ方は自ら培った家族、友人、知人を拒絶する傾向もあったりする訳です。そこまで精神的に追い詰められ、孤独になっていく可能性がキャッシングの怖いところであり、闇の部分なのです。
キャッシングで困ったら即相談!怖い滞納トラブルを未然で防ぐ
だからこそ、キャッシングが「借金」であるという意識を常に持ち、計画的に利用しなくてはいけないのです。キャッシングの危険は、申込み時、利用時、返済時などに起こります。
詐欺や闇金に気を付けなくてはいけない、申し込みをする時。お金を借りる事を借金だと意識しながら計画的にキャッシングをしなくてはいけない、実際に利用している時。そして、滞納トラブルがある、返済する時の3つは絶対に気を付けておかなくてはいけません。
そして全ての事に言えるのですが、キャッシングで困ったらスグに相談して下さい。相談先は、申し込もうとしている段階なら、良いと思うキャッシング会社へ相談して下さい。
利用中なら、契約しているキャッシング会社の窓口相談を利用して下さい。担当者は、キャッシングで困った方達の相談を受けて続けてきたエキスパートです。様々な事に「応えて」くれます。
キャッシングで困ったら即相談!これがキャッシングで怖い結果を招かない最大の対策です。