カードローンは使えるの?転職時の報告内容や利用停止に注意する!
転職をしたら、カードローンはどうなるのか?利用できなくなるのか、それとも問題なく利用できるのか?また転職した直後、カードローンの審査を受けると何か影響があるのか?といった疑問を、人によっては持たれる事があるようです。
最近は転職をされる方も増え、キャッシング会社も肝要に転職状況を判断してくれますので過度に不安を感じる必要はありません。ただ実際に転職した場合、いくつかの手続きを行う必要が出てきます。
そこで転職した時のカードローンの手続きや、転職した後にキャッシングの審査を受けたい方などが困らないように注意点などを踏まえながら、転職時の良くある疑問点についてお話ししていきたいと思います。
転職時の報告は必要?変更点をカードローン会社へ報告する義務
転職した場合、新たな勤務先や年収などの情報をカードローン会社へ報告する必要はあるのでしょうか?連絡は手間が掛かったりするのでメンドクサイと思われるかもしれませんし、返済できていれば問題がないように思えます。
転職時の報告の必要性について、確認していきましょう。
報告は必須!転職によって収入面や勤務形態に影響がでる
カードローン会社は、審査を受け時の勤務状況(給与など)を踏まえて、審査の合否を出しています。故に、その状況に変化があれば、まずは報告しなくてはいけない義務が生じます。
転職すれば、収入面や雇用形態が変わるかもしれません。年収が600万円だったのに550万円に下がった場合、返済に影響が出るかもしれません。また、これまで正社員だった方が派遣社員などになった場合も、返済面で影響が出るかもしれません。
このように転職は、これまでと状況が変わる事が多々あります。これによって、カードローンの返済に影響が出る可能性をカードローン会社は危惧している訳です。その点の解消を踏まえ、転職後の年収や雇用形態などの状況の説明をカードローン会社へしておく必要がある訳です。
また、転職によって引っ越す可能性もあります。こうなると、預貯金などに影響が出る為、この点でも返済に影響が出るかもしれないと危惧されたりもします。このように、転職はこれまでの状況と一変する可能性を持っていますし、その影響で返済に問題が出る可能性があります。
そういった部分も含め、転職時にはカードローン会社へ報告した方が良い訳です。
再審査もあり得る!転職した事で返済にどう影響するのかが重要
転職時に報告を怠ったとしても、実際はペナルティなどが発生する事はありません。ただ、後々分かった場合、当然ですが勤務先や年収などの情報を報告しなくてはいけません。
しかしカードローン会社が一番知りたいのは、年収や雇用形態などの情報ではなく「返済」が問題なくできるかどうかなのです。
故に返済を問題なく行っていれば、転職した事を伝えていなかったとしても大きな問題に発展する事はありません。しかし、上記でもお話しした通り転職は収入面や預貯金の面でカードローンの返済に影響を与える可能性が高い訳です。
その影響で返済が滞り、その時にはじめてカードローン会社が転職の事実を知ってしまうといったケースだけは避けなくてはいけません。ですから、事前に転職した後、どのような状況になっているかの報告が必要な訳です。
その結果、収入面が下がっていたり、雇用形態が正社員から派遣社員などになっていた場合、カードローン会社の判断によっては「再審査」を受ける可能性も十分あり得るのです。
ただ大きな収入面の減額が無ければ、基本的には転職後も問題なく再審査などなくカードローンの利用は可能です。
転職時の報告内容は?提出書類や在籍確認についても把握する
では、実際に転職した際に、カードローン会社へどのような報告をしなくてはいけないのかについて、お話ししていきたいと思います。また、場合によっては、提出する書類や勤務先への在籍確認などが行われる事もあります。
転職時の報告の内容について、確認していきましょう。
5つの項目をチェック!変更点をカードローン会社へ報告する
- 収入
- 住所
- 勤務先
- 電話番号
- 名前(苗字)
報告の方法は至って簡単で、直接カードローン会社へ電話でご連絡下さい。その際、WEBでの記入や無人契約機での記入の案内があると思いますので、指示に従えば問題ありません。あとは蒸気の5つの項目に該当するものを記入していく事になります。
安定的な返済が可能かどうかのポイントになるのが収入です。上がっていたり、同額程度であるなら問題はありません。しかし、下がっていたりすると返済に問題が出る可能性があります。故に転職時に一番最初に気にされるのは収入の増減となります。
住所は引っ越した場合にのみ、申告する必要があります。転職すると勤務先が変わり、それに合わせえ引っ越しなどをされる場合もあると思います。その場合は、新住所の連絡をしなくてはいけません。
勤務先については年収以外にも、雇用形態や住所や電話番号など大切な情報がありますので、全てお伝えください。申告された情報から、転職後の勤務先へ在籍確認をするかどうか判断されるので、正確にカードローン会社へご連絡下さい。
電話番号や名前(苗字)については、結婚を機に転職された方に該当する項目となります。基本的には、契約している時の情報が変わる場合は全て報告すると覚えておいて下さい。
※変更点については、転職だけではなく何かかわったら随時報告するようにして下さい。
場合によっては必要!提出書類と在籍確認のための準備
基本的にですが、転職後の報告や提出書類や在籍確認などは、全てカードローン会社の判断によって決まるので、絶対に提出する書類や在籍確認が行われる訳ではありません。
カードローンを利用されている方の中には、本当はいけませんが転職した事を黙っている方もいたりします。但し、こういった方がスルーされている理由は返済に問題がないからであって、本来は転職時の情報を報告する義務がありますのでしっかり連絡して下さい。
また報告時に、カードローン会社によってですが、下記2つの書類を要求される事があります。
②給与明細書
在籍証明の書類は、社会保険証だったり、社員証だったり、勤務先への在籍が分かるものになります。
これらの書類は、「在籍確認」の変わりもなりますでので提出は早めにした方が良いと思います。
そして極稀にですが、カードローン会社によっては給与明細(直近2カ月分)を要求する事もあるようです。この場合、給与明細が提出されるまでの間、キャッシングに利用制限(返済のみ)が掛かる事もあるので注意しましょう。
転職する時は限度額とペナルティに注意!
転職時において、収入面で減少があった時、特に気にしなくてはいけないのが総量規制となります。これは借入限度額に関わることであり、さらに貸金業法的に順守しなくてはいけないのでカードローン会社も気を付けているポイントとなります。
また、実際に報告しなかった場合どうなるのかについて、もう少し詳しくお話ししていきたいと思います。
転職後に限度額が変わる!総量規制が与える影響を理解する
貸金業法には、年収の3分の1までしかキャッシングサービスをしてはいけないという総量規制と言う制度があります。これは過去、多重債務者やカード破産者といった社会的な問題に発展した経緯を踏まえ、定めされた制度です。
なので、カードローン会社はこの総量規制に沿ったサービス提供をしないといけない義務がある訳です。もし逸脱すれば、金融庁から営業停止と言った業務命令を受ける事態に発展するかもしれないので、当然慎重に限度額のラインを見定めているのです。
転職で申告されている収入が変わるという事は、再度限度額に問題がないのか確認する必要が出てきます。例えば年収600万円の方は最大200万円までの限度額が可能であり、これに近い借入をしていた方が転職によって450万円に減少したとします。
すると限度額は150万円になるので、もしこれ以上の借入をしていた場合、総量規制を順守するために利用制限(適正になるまで返済のみ)をカードローン会社は行わなくてはいけない訳です。
カードローンを利用していて転職した場合、手持ちのカードが突然利用できなくなると言った事はありません。しかし、総量規制によって限度額に変更があるかもしれませんので報告は忘れないようにして下さい。
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利用制限に気を付ける!ペナルティはないが再審査は行われる
転職した場合、報告は義務です。と言っても、やはり報告を忘れてしまう事はあり得ます。では報告していなければ、実際どうなるのかと言うと、これと言ってカードローン会社から罰金などのペナルティがある訳ではありません。
ただ、「滞納さえ無ければ連絡しなくても問題がない」と言った意見を、たまにインターネットなどで見る事がありますが、上記でもお話しした通り「総量規制を踏まえた限度額」を再精査する必要がカードローン会社にはあります。
故に、ペナルティではなく、新しい年収(減収している場合)によっては「適正な限度額」になるまで利用を制限をされる場合があります。コレを嫌って、敢えて「黙っている」と言う方もなかに入るようですが、それは止めて下さい。
そういった悪質な行為は、さすがに利用制限だけではなくサービス自体の利用停止も視野に置かれてしまう可能性があります。故意ではなく、報告を忘れてしまう事は仕方がありません。ですから遅れても良いので、転職した際は誠実に情報を報告するようにして下さい。
カードローンの審査に影響!転職後と転職中(無職)の場合
「転職した後、スグにキャッシングって利用できる?」「転職中(無職)の場合、カードローンの審査は大丈夫ですか?」など、まだまだ転職には様々なケースがあります。
それでは、良く疑問に挙がる転職後の申し込みと転職中(無職)の利用についてお話ししていきたいと思います。
転職後はどうなる?カードローン審査に影響する2つの要素
カードローンの審査で重要視されるのは、安定的な収入です。なので、例え転職した後、スグに申込んだとしても安定的な収入が見込めるならばカードローンの申し込みは全く問題がありません。ただ、不安要素を挙げるとするならば、勤務実績(勤務年数)が挙げられるかもしれません。
転職した場合、転職後数カ月は慣れない環境に身を置くことになると思いますが、その場合、なかには精神的にどうしても合わなかったり、肉体的にきつくて続けられなかったりする場合があります。
故に、カーローン会社によっては「半年」ほどの勤務実績が必要だと考えている場合があります。そのせいで、審査に影響が出る事もある訳です。また、勤務実績が少ないゆえに借入れの希望額を30万円までとするといった抑える処置をされる場合もあります。
こういった対応については、最初にもお話しした通り現在は転職が比較的に多くなっているので、基本的には行われないと思います。しかし、可能性が無い訳ではないので頭の片隅に置いておいて下さい。
最近は増えてきましたが、「海外へ転職するんだけど・・・」と言った場合です。海外への転職ですが、基本的にカーローン会社のサービスは「国内住居者へのサービス」となっています。故に、利用できない可能性が高いと言えますが、中には利用できる場合もあります。
海外への転職の場合、以下3つの可能性があります。
◆2.借入停止(返済のみ)
◆3.継続利用可(実家の住所の登録)
厳しいですが、借入れている分を全額返済(完済)するように言われるかもしれません。また、一括請求でなくても利用制限が掛かり残金の返済のみ行っていく事になるかもしれません。基本的には、この2つの対応になると思います。
但し、カードローン会社によっては日本での実家(住所)を明確にしておく事で、利用を継続できる事もあるようです。ただ海外のATMでは、日本で利用していた専用のローンカードなどは使えないので、借入には口座振込のみと言った制限が掛かるので注意が必要です。
無職は利用できない!申し込み不可や利用制限の現実
「会社が倒産して、現在転職中です」「無職なので、転職するまでの間キャッシングを利用したい」など、転職活動中の方は特に生活費をキャッシングで賄いたいと考えると思います。
しかし残念ですが、どのような理由があったとしても「無職」といった収入を得ていない状態の方は、カードローンの審査を通過する事ができません。故に、転職中(無職)の申し込みには気を付けましょう。
またカードローンを利用していた方が、もし職を失ったとしたらどうなるでしょうか?こういった場合は、スグにカードローン会社へ連絡して下さい。一般的には、転職先が見つかるまで利用制限(返済のみ)と言った処置になると思います。
いきなり利用停止になって、残金の完済を要求される事はまずありません。しかし、無職になった事を黙っているとバレた時は悪質であるとして利用停止処分になるかもしれません。ですから、もし無職の状態になってしまったらスグにカードローン会社へ相談するようにして下さい。