キャッシングの限度額を把握する!審査前の3つのチェックポイント
「キャッシングって、どれくらい借りられるの?」「だいたい、自分の借りられる限度額はどれくらいなんだろう?」など、キャッシングの限度額は興味の対象だと思います。
実際、自分がどれくらい借りられるのか?いくらまで貸してくれるか?など、お金を借りた後の予定を立てる上で知っておきたい事だと思ます。そこで、事前に自分がどれくらい借りられるのか確認できるように、キャッシングの限度額について詳しくお話ししていきたいと思います。
キャッシングはいくらまで借りられるの?限度額と希望額の確認
キャッシングは、意外と大きな金額を借りる事ができます。生活費や趣味などに利用する為に、数万円から十数万円ほど借りる事が出来ます。また、車のローンや入院費用や手術代など100万円以上の高額な物にまで利用できるだけの金額が借りられたりします。
さて実際は、どれくらい借りる事が出来るのでしょうか?キャッシング会社が融資額の上限をどのように設定しているのか、まずは比較してみる事にします。そこから、驚くほどの金額が借りられる事に気づけると思います。
またキャッシング会社の融資できる金額が大きくても、個人が借りられる限度額は人によって違います。なかには思った以上に借りられる限度額が低く、希望額に届かない場合もあります。それについては体験談を通じ考えてみたいと思います。
最大800万!キャッシング会社が融資できる限度額を比較する
キャッシング会社によって、融資できる上限金額は決まっています。参考に5つのキャッシング会社を比較してみましょう。
キャッシング会社名 | 融資できる限度額 |
---|---|
レイクALSA | 1~500万円 |
アコム | 1~800万円 |
モビット | 10~800万円 |
三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック) | 10~500万円 |
三井住友カードローン | 10~500万円 |
キャッシング会社には、消費者金融系と銀行系の2種類があります。ここで挙げたのは、あくまでも一部ですが最大で800万円まで融資してくれるキャッシング会社まであります。この限度額はかなり高額です。
また限度額が500万円と言うものも見られますが、これも高級車が買えてしまうほどの金額です。このように比較してみると分かると思いますが、キャッシング会社が融資できる金額の上限は大変高いものなのです。
50万借りたいのに30万にされた!限度額と希望額の審査
但し、いくらキャッシング会社の融資できる金額の上限が大きくても、実際に限度額いっぱいまで借りられるかと言えばそうではありません。
むしろ、希望していた額を減額されてしまうケースもあります。
ある女性の方が、50万円のキャッシングを希望していました。年収は300万円でしたが、すでに50万円のキャッシングを1社からしていました。
審査の結果、50万円の融資は不可となり30万円までの融資なら可能との事でした。
このように、キャッシング会社は最大で800万円や500万円貸せる筈なのに、実際借りられる額は10分の1の50万円より少ない30万円と言う事もある訳です。
なぜこのような事になるのか?次は、個人が借りられる限度額についてお話ししていきたいと思います。
総量規制!除外!多重債務!限度額をより理解する
キャッシングは、いくらでも借りられるという訳ではありません。個人によって、借りられる限度額は決まっています。
それは、どんな基準によって決まっているのでしょうか?審査前に確認する事は出来るのでしょうか?キャッシングの限度額がどのように決まるのか、確認していきましょう。
収入によって限度額は決まる!キャッシングの総量規制を知る
借りられるお金の限度額は、簡単に予測する事ができます。キャッシングの限度額は総量規制によって決められているからです。
- 総量規制とは、キャッシングの限度額を年収の3分の1までと定めた規制です
つまり、収入によってキャッシングの限度額は変わると言う事です。ただ注意点があります。例えば車のローンや住宅ローンを組んでいる人たちは、年収の3分の1近くかそれ以上借りている場合があります。
そんな人たちは、キャッシングを利用する事ができないのでしょうか?答えは、できます。車のローンや住宅ローンをしていても、キャッシングの申込みはできます。なぜなら、総量規制には除外対象と言うものがあるからです。
不動産購入や不動産改良の為のローン(住宅ローン)
自動車購入のローン
高額医療費のローン
有価証券担保などのローン
<少し専門的ですが、他にもこんなものがあります>
売却予定不動産の売却代金により返済できる貸付
手形(融通手形を除く)の割引
金融商品の業者が行う500万円超の貸付
貸金業者を債権者とする金銭貸借契約の媒介
主に関係があるのは、住宅ローンや車のローンだと思います。これらは利用していても、キャッシングの限度額に影響を与えません。
補足としておまとめローンと言う金融商品がありますが、こちらも年収の3分の1を超える額を借りる事になりますが例外的にOKとなっています。
年収400万なら限度額はいくら?多重債務に気を付ける!
もし年収が400万だった場合は、限度額はいくらになるかと言うと約130万円程となります。年収が600万円なら200万円となります。このように限度額は簡単に求める事が出来ます。ただし、注意が必要です。
既にキャッシングをしている場合、その借入金と新たに借りようとする希望額の合計が3分の1を超えないようにしなくてはいけません。
例えば年収300万の方が50万円のキャッシングをしていた場合、新たにキャッシングをしようとする時は100万円(300万の3分の1)を超えないようにする為に50万円までに希望額を抑えなくてはいけません。
※消費者金融や銀行のキャッシング以外にも、クレジットカードのキャッシング枠なども含まれますので注意が必要です。
故に多重債務をしている場合、借りられる限度額は単純に年収の3分の1となる訳ではありません。この辺りはご自身の借入状況を確認する必要があります。
また、先ほどのケースを見直して頂きたいのですが、実は年収が300万なので借りられる限度額は100万円となり本来は50万円の希望額が通るはずです。しかし、通っていません。
この事から分かるのですが、限度額はあくまでも貸せる限界値である事を覚えておいて下さい。目いっぱい貸すキャッシング会社もありますが、上記のように多少減額して限度額を設定する場合もあります。
この辺を考慮し、慎重にご自身の希望額を決めるようにして下さい。
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限度額に影響!初回融資と信用情報機関
キャッシングの限度額は、貸金業法の総量規制によって年収の3分の1と決まっています。注意点としては、他にも債務があった場合はそれらを合算した値が3分の1となるようにしなくてはいけないと言う事です。
さて、キャッシングの限度額において、実は2つの事を考慮しなくてはいけません。どちらも、返済における信用が関わって来るのですが、キャッシングの限度額に信用がどう影響するのかお話ししていきたいと思います。
初回は厳しい!10万円のキャッシングが限度額
もしキャッシングを生れて初めて申込むと言う方は、借りられる額が年収の3分の1ではなく、10~20万円程度になる可能性があります。
※あくまでも、こういった処置の可能性があるだけで最初から大きな金額を貸してくれるキャッシング会社も存在します。
もし、少額からの融資開始だとしても、これは返済に対しての信用がまだ無いため仕方がない事なのです。キャッシング会社において、一番恐れるのが返済が滞ったり、されなかったりする事です。
もし「この人は毎月の返済を誠実にしてくれるだろう」と判断されれば、すぐにでも融資額の増額のお話しが来ると思います。その辺り判断は、キャッシング会社においてまちまちなので初回は返済においての信用が無いため少額かもしれないと覚えておいて下さい。
信用情報機関がキャッシングの限度額に影響を与える
実はキャッシングを利用した時の返済については、全て信用情報機関に登録・管理されています。
※信用情報機関とは、個人の債務状況や債務履歴を管理する第三者機関です。
例えばあるキャッシングについて、支払日を毎月守っているのか、それとも○月と○月は返済が遅れてしまっているとか、1カ月以上滞納しているなどの情報は全て管理されているのです。
さらに消費者金融や銀行などは信用情報機関への加盟が義務付けられていますので、キャッシングの審査時には必ずこれらの債務情報は確認される事を意味している訳です。
信用情報機関に登録されている債務履歴に全く問題が無ければ、おおよそ希望する金額が融資される事になります。なぜなら、これまでの債務履歴に返済の遅れが無ければ、これからもないだろうと予測できるからです。
反対に債務履歴に問題があった場合、希望する金額から減額される可能性はあります。
なぜなら、返済に遅延や長期延滞があった方はまた繰り返すかもしれないと判断されてしまうからです。
そうなれば、総量規制によって年収の3分の1までは融資する事が可能であっても、その限度額以下の融資に抑えられてしまう訳です。
この辺りは全てキャッシング会社の裁量によって決まるので、これまでの債務状況を振り返りひどかった場合は、希望額を少し下げて申請した方が良い結果が出るかもしれないので検討してみて下さい。
また上記の50万円の希望が30万円になったケースなのですが、実は債務履歴にマズイ状況があると判断されて減額された可能性もある訳です。
キャッシングの審査前にチェック!1つの質問と3つのポイント
キャッシングの限度額は、総量規制、初回融資、信用情報機関など様々な影響が掛かり、それらを考慮して希望額を申請し最終的にキャッシング会社が決定する訳です。
では、そのキャッシング会社によって限度額に違いはあるのでしょうか?融資できる上限に違いはありましたが、例えば銀行と消費者金融を選ぶならどちらが良いのでしょうか?一方は審査が甘く、より多く融資してくれたりするのでしょうか?
その辺りの違いを踏まえ、限度額をより理解できるようお話ししていきます。
質問にお答え!銀行と消費者金融の限度額の違い
<A:ほぼ、ありません>
消費者金融は、貸金業法の総量規制によって、キャッシングの限度額が年収の3分の1までと決められています。しかし、銀行は銀行法によって融資の金額などを判断し決めるので年収3分の1と言う縛りはありません。
しかし、総量規制は契約者本人が借り過ぎないようにする為の救済処置的な規制です。
故に銀行も総量規制に合わせて、限度額を年収の3分の1程度に抑える傾向にあります。ですから、質問の答えは「違いは、ほぼない」となる訳です。
キャッシングの限度額においては、申込むのが消費者金融でも銀行でもあまり変わらないのでお好きな方を選んで問題はありません。
キャッシングの限度額を理解する!3つのポイントを押さえる
キャッシングの審査前に、ご自身が借りられる限度額を考える為には以下の3つをまずはチェックしましょう。
②初回は厳しい
③信用情報機関の影響で希望額に変化がある
まずは年収が全ての基本となります。キャッシングの限度額は、年収の3分の1となります。但し、キャッシングの審査において限度額=必ず融資して貰える額ではありません。
まず、他にもキャッシングによる債務があればその債務額も考慮しなくてはなりません。その債務額を踏まえ年収の3分の1に収まるように希望額を決めて下さい。
また、もし初めてのキャッシングだと限度額がまずは10万円程度と抑えられるかもしれません。これは、返済に対する信用がまだ無いため仕方がないと諦めて下さい。普通に利用していれば、すぐに増額が可能だと連絡が来ると思います。
過去にキャッシングの経験があったとしても、その時の返済に複数回の遅延や長期の滞納など債務履歴に不備があったりすると、希望額の融資は難しいかもしれません。さらには減額、あるいは審査に通らないと言う事もあり得ますので注意が必要です。
これらのチェックポイント事前に見直し、ご自身の限度額がどのくらいになるのか予測して下さい。