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カードローン残高が減らない!元金を減らす3つのポイント

「一度の遅延も再度の借入もなく返済しているのに、カードローンの残高が減っていない」「返済シミュレーションしてみたら、全額返済に5年もかかるの?」なんていう話は珍しくありません。

毎月きちんと返していれば、もちろんいつかは全額返済出来ます。でも、金融機関が指定してくる返済額は、いわゆる最低返済額。違法な仕組みなどではなく、場合によっては便利なのですが、素直に最低返済額だけを支払っていると返済期間が長くなってしまうのは事実です。

ここでは、カードローンの残高、つまり借金の元金を減らすために押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

まずはここから、利息と元金について

利息とは、借りたお金(元金)にプラスして支払うべき金銭のことです。これが貸し手である金融機関の利益となります。そして、その利息を算出するのに使用するのが金利です。金利は、元金の額によって上限が15%~20%までと法律で定められています。

利息の計算方法については下記の通りです。

一日あたりの利息 = 元金 × 金利 ÷ 365(年間日数)

そう、ここがポイントです。利息って何となく、一年にいくらかかる、って考えてしまいがちではないでしょうか。でも実際のところ、利息は一日単位で発生するんです。つまり、明日返すよりも今日返すほうが利息は安くなります。

例えば、50万円を金利18%で借りた場合、一日あたりの利息は下記のようになります。

50万円 × 0.18(18%) ÷ 365 = 246円

なんと、2日で500円近く変わってしまうんです。一日でも早く返せば、その分利息を減らすことが出来ます。

返済は、月に一回であることがほとんどかと思います。月一の支払い額の内訳は、元金+約30日分の利息です。先程の計算式の場合、月の利息は246円×30日で、7,380円。月の返済額が20,000円だったとすると、なんと半分近くは利息に充てられ、元金は10,000円と少ししか減っていないことになります。

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徹底比較!返済方式のいろいろ

金融機関ごとに、返済方式の名称は様々です。まずはいくつかの金融機関の返済方式を一覧にしてみます。

金融機関 支払方法
アコム 定率リボルビング方式
アイフル 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式
プロミス 残高スライド元利定額返済方式
SMBCモビット 借入後残高スライド元利定額返済方式
三井住友銀行 残高スライド元利定額方式
みずほ銀行 残高スライド方式
オリコ 残高スライド返済 or 定額返済

定率、定額、元利、残高スライド、リボルビング、辺りがキーワードであることがお分かり頂けたでしょうか。

一つずつ解説していきます。

元利方式と元金方式

先程の一覧には出てきませんでしたが、元利、という言葉に対するキーワードは、元金、です。元利方式と元金方式の違いは、毎月の支払額に利息が含まれるかどうか。

月の支払額が10,000円、利息が1,500円だとした場合、それぞれ下記のようになります。

元利方式:実際の支払い金額 10,000円(元金8,500円、利息1,500円)
元金方式:実際の支払い金額 11,500円(元金10,000円、利息1,500円)

元利方式だと月の支払額は少なくてすみますが、元金に充てられる金額が少なくなりますので、支払い期間が延び、最終的な利息額も大きくなりがちです。

元金方式の場合、元金に充てられる金額が多いため、徐々に利息分が減り支払額は小さくなっていきますが、その分初期の支払額は多くなります。

定率と定額

定率方式というのは、借りている金額に一定の割合をかけた結果を支払額とする方法。定額方式というのは、毎月決まった金額を支払額とする方法です。

定率方式と定額方式は、先に説明した元利方式と元金方式と組み合わさることが多く、それぞれ元利定率方式、元利定額方式、元金定率方式、元金定額方式となります。

定率、もしくは定額方式で決定された支払額に利息分が含まれる場合は元利方式、支払額に利息分がプラスされる場合は元金方式、ということですね。

残高スライド

残高スライド方式というのは、 カードローンの残高によって、毎月の支払額が変わっていく(スライドする)ということです。残高によって変動しますので、返済中に追加で借入した場合、月の支払額が増えることもあります。

基本的には残高が減っていくと、月の支払額も減っていくということです。月々の負担は減ることになりますが、返済額も減っていくということなので、カードローンの残高が減らず、返済が長期化してしまうことの原因の一つと言えます。

リボルビング

リボルビング方式については、クレジットカードのリボ払いでご存知の方も多いのではないでしょうか。

リボルビング方式では、借りた金額に関わらず、毎月の支払額が一定の金額となります。追加で借入をした場合でも支払額が変わらないため、毎月の終始は安定しますが、返済期間は長期化してしまいます。

ただし、現在のカードローンの返済方法はほとんどがこれまでに説明した方式+リボルビング方式となるため、組み合わせの内容によっては月の支払額が変動します。複雑に思えますが、これまで説明してきた内容で言葉を分割してみれば、少しわかりやすくなるかもしれません。

例えば、アイフルの借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式の場合…

借入後残高スライドリボルビング
借入直後の残高によって、返済金額が固定で決定されます。そのまま追加の借入がない場合、返済金額は変更されません。追加で借入を行った場合、その時点の残高によって返済金額が増減(スライド)することがあります。
元利定額
返済額に利息が含まれる方式です。

また、アコムの返済方法は定率リボルビング方式となっていますが、公式サイトを見てみると実質借入後残高スライド元利定率リボルビング方式だったりします。借入の際は、返済方法についてしっかりと見ておきましょう。

早期返済の重要なテクニック、臨時返済

カードローンの返済には、約定返済と、臨時返済というものがあります。約定返済とは、これまでに説明してきた、各金融機関で決められた月々の支払い金額で返済することです。冒頭でも述べましたが、これはいわゆる最低返済額。これに従って真面目に支払っていても、中々元金は減りません。

そこでポイントになってくるのが、臨時返済です。これは繰り上げ返済とも呼びます。つまり、約定返済とは別に、支払い金額を追加し返済することです。約定返済時に月々の利息は支払っている訳ですから、臨時返済時に支払った金額はそのほとんどが元金に充てられます。

利息の項で説明した通り、利息の計算は日割りです。一日でも早く臨時返済で支払うことで、借入残高(元金)を減らし、かつ最終的に支払う利息を少なくすることが出来ます。

例えば、アイフルで500,000円借りた場合、約定返済額は13,000円です。返済総額は750,581円、利息金額はなんと250,581円となり、支払期間も5年近くかかってしまいます。

これにプラス17,000円を臨時返済するようにすると、返済総額は579,539円、利息は79,539円まで減らすことが可能です。約定返済のみの場合と比べると、利息の差額は171,042円にもなります。また、支払期間も1年8ヶ月ですむんです。

最後に、3つのポイントまとめ!

カードローンの残高が減らない…そんな時に確認すべきポイントは、以下の3つ。

  • 利息は日割り計算。一日でも早く返せば、その分最終支払額は少なくなる
  • 返済方式を確認。多くの金融機関で採用されている残高スライドリボルビング方式は返済が長期化することが多い
  • 最大のポイント、臨時返済。約定返済に支払金額を上乗せして元金を減らしましょう!

臨時返済で多く支払えば早く返せる、というとあまりにも当たり前で、そんなに多く支払う余裕はない…という方も多いとは思います。

しかし、臨時返済がカードローンの残高を減らすための近道であることは確実です。

特に、利息は元金に対して計算されますので、返済の初めに少しでも多く元金を返すことができれば、利息の総額は大きく減らせます。

金融機関のサイトには返済シミュレーションツールが置いてあることが多いので、それらでシミュレーションし、元金を減らすよう返済計画を立てることをおすすめします。

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