キャッシング審査を徹底攻略!誰でもカンタン借入方法

生活保護者がキャッシング?受給しながらお金を借りられる方法を解説

「生活保護者でお金がなく、キャッシングしたいけどできますか?」と、生活保護を受けている方はキャッシングの審査に対して疑問や不安を持たれるようですが、答えは単純で「キャッシングは可能」です。但し、あまり意味はないと付け加えないといけません。

生活保護を受けている人は、もともとお金がありません。毎月9~15万円(受給額は住んでいる地域や家庭環境で変動します)ほどなので、生活が厳しいと感じるのも分かります。故にキャッシングで少しでも余裕を持ちたいのだと思います。

そこで生活保護を受けている人とキャッシングの関連について、注意点を踏まえお話していきたいと思います。

生活保護の全容!キャッシングを検討する人が知るべき知識

生活保護とは、最低限度の生活を送るための支援制度です。ただ、審査は厳しめで、たとえ審査が通り受給できるようになっても様々な義務や制限が課されています。

働きたくても働けない人、働いていても生活を賄えるレベルの収入が得られない人の為の自活サポート支援制度が生活保護です。まずは生活保護とは何かについて、確認していきます。

無駄遣いせず節約!生活保護費で生活を賄うのが原則です

「生活が苦しいからキャッシングしたい」という考えは分からなくもないですが、残念ながら生活保護を受けている方が、「キャッシング=借金」をする事はお勧めしません。

生活保護者は、「受給された金銭を無駄遣いせず計画的に活用して、生活を維持するよう節約に努める義務(生活保護法60条)」があります。

<生活保護法第60条>
生活保護者は、能力に応じた仕事を行い、健康に努め、収入や支出を適切に把握して支出の節約を行い、最低限の生活の維持をしなければいけません。

キャッシングは借金です。その為、返済の義務もあり、ある程度の高額な金銭を自由にすることが出来るため、ついつい使い過ぎてしまう恐れがあります。それは節約とはかけ離れた生活になる可能性がある訳です。

例えば、生活保護者は下記のようなことは原則禁じられています。

①車の所持や運転
②旅行
③貯金
④贅沢品の購入
⑤引っ越し

基本的に、遊ぶ事(旅行や趣味での買い物など)を禁じ、節約して生活する必要が生活保護者にはあります。

生活保護費をキャッシングの返済に充てる事はできない!

「生活保護費をキャッシングの返済に充てればいいんじゃないかな」と考える人がいるようですが、ダメです。

そもそもですが、「生活保護費を借金(キャッシング)の返済に利用する事は原則認められていません。

確かに、生活保護法を確認すると明確に借金について記載はされていないのでOKなのではと思う方もいるようですが、原則借金の返済(キャッシングや住宅ローンの返済など)に利用する事を厚生労働省は認めていません。

故に、返済をするためには生活保護費以外の収入を確保しておく必要がある訳です。ですが、基本的に生活保護を受ける方は「収入に難アリ」の方なので、生活保護費を充てられないとなると完済する事はほぼ不可能となります。

キャッシングを行うと、返済の義務が発生します。しかし、生活保護者は収入がない、もしくは収入に難がある訳ですから、基本的にしない方が良いとい結論付けられる訳です。

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無職でも借りたい!キャッシングの3つの条件と体験談で徹底理解

キャッシング審査のクリア条件とキャッシングが必要か考える!

生活保護者はキャッシングをしない方が良いです。ですが、キャッシング出来ない訳ではないです。そこで、キャッシングの審査のクリア条件について見ていきましょう。

では、「生活保護者がキャッシング可能な事」と「生活保護者がキャッシングする無意味さ」についてお話していきたいと思います。

キャッシング審査をクリアする条件!生活保護の収入に注意

まずキャッシングを利用するには、下記の3つの条件をクリアする必要があります。

  • ①年齢
  • ②信用性
  • ③安定収入

キャッシングは、成人している方(例えば年齢20歳以上~70歳未満)で、過去に金融商品の滞納トラブルなどがない方に限り利用する事が出来るサービスです。

生活保護を受けていると「ブラックリストに載る」といった心配の声がありますが、そのような心配は必要ありません。ブラックリストとは、金融商品(キャッシングやクレジットカードなど)のトラブルで載る為、生活保護(生活の困窮)との関連性はない訳です。

キャッシング会社は、そもそも生活保護を受給しているかどうかを知る事が出来ません。故に、生活保護を受けているから審査に落ちるという事はありません。

但し、一般的に生活保護を受けていると言う事は安定収入がない筈なので、収入面を理由に審査に落ちる可能性は十分ありえます。

※生活保護費は収入と認められません。

余談ですが、生活保護者は差し押さえをされる事がありません。これは、生活保護法第58条に記載されています。生活保護を受けていても法的にキャッシングを受けられないという事はありませんが、こういった面でも生活保護者はキャッシング会社に敬遠されてしまいます。

収入は生活保護費から天引き!キャッシングする意味を考える

生活保護者の方が、生活保護費のみしか受け取っていない場合、キャッシングの審査は確実に落ちます。なぜなら、「安定した収入がない」と判断されるからです。ですが、生活保護者であっても働くことは可能です。

むしろ、生活保護の受給を脱出する為にも、「働くことは推奨」されています。つまり、生活保護者であっても、安定した収入を得ている状態にできる訳です。こうなると、キャッシング会社の審査も収入を得ているという判断になります。

ですから、生活保護者であってもキャッシングする事は可能です。しかし、キャッシングをたとえ行ったとしても、実際はあまり意味がないのです。

生活保護を受けている方が収入を得た場合、まずは生活保護の相談窓口である福祉事務所に届け出る必要があります。なぜなら、生活保護法61条において「生計に変化があった場合直ぐに届けなくてはいけない」と定められているからです。

そして、収入分を生活保護の受給費から天引きされる事になっています。

例えば、毎月15万円の生活保護費を受け取っていて、アルバイトで月に6万円を稼いだ場合、まず6万円を申告しなければいけません。すると、生活保護費から全額ではなく控除分ですが2万円ほど引かれて受給する事になります。

また、月6万円の収入があればキャッシング審査に通る事も可能なのでカードローンを持てますが、キャッシング(借金)した金額も収入とみなす傾向が強いので、その分も申告すると更に受給額が減るといったスパイラルに入ります。

生活保護を受ける際は一人ひとりに担当者が付き、毎月の収入の動向を確認されていますので、アルバイトの収入やキャッシングの有無などは直ぐに把握されます。

故に、アルバイトに関しては生活保護を脱出する為に必要な対応だと思いますが、キャッシングについては生活保護費をただ減らす結果になるだけなのであまり意味がない行為という訳です。

それでも、キャッシングをしたい・しなくては苦しいという場合は、キャッシングの検討について担当者へ相談(受給額の変動など)してから行うようにして下さい。

罰則と生活福祉資金貸付制度!しっかりした知識を把握する

「キャッシングを利用すると生活保護費が減るなら、黙ってればいいんじゃないか?」と思う事もあるかもしれませんが、これは生活保護の不正受給となり「罰則」を受ける事になります。

本来、差し引かれるべき金額(控除額)を不正に受給する行為はかなり悪質です。だからこそ、どのような罰則を受けるのか確認していきましょう。

不正受給のペナルティ!生活保護の解消と1.4倍の罰金

確かにキャッシングのサービスを受けていたとしても、厚生労働省にそれを確認する術はありません。ただ、月1回ある担当者との面談において基本的はバレます。すると、本来控除されるはずの金額を不正に受け取ったという事でペナルティを受ける訳です。

<生活保護法第78条>
不実の申請、その他不正な手段で生活保護費を受け取った場合、これまで受け取った生活保護費の全部又は一部が「徴収」されます。また、徴収される額はこれまでの生活保護費に1.4を乗じた額以下と定められています。

つまり、不正受給と見なされると、今まで受け取った生活保護費(全額or一部)を最大で1.4倍にして支払う義務が発生する訳です。

更に、生活保護の解消となるので不正受給(キャッシングサービスを黙っているなど)について、十分注意しなくはいけません。

生活福祉資金でキャッシング!生活保護者の救援策

基本的な話ですが、生活保護を受けている時にキャッシングを利用する事は止めた方が無難です。アルバイトなどを行っていれば、確かにキャッシングを利用できます。ただ、生活保護費はキャッシングした金額を控除されて支給されるのであまり意味がありません。

では、生活保護者はキャッシングでお金を借りない方が良いのですが、もしどうしてもという方には、「生活福祉資金貸付制度」というものがあるので、そちらの検討をされると良いかもしれません。

生活福祉資金貸付制度とは、低所得者、高齢者、障害者の生活を支える為に、お金を貸し付けてくれる公的な支援制度の事です。

限度額 580万円
金利 0%(連帯保証人を立てなければ1.5%)
審査 厳しい
借入れまでの期間 約1カ月

借りられる限度額はかなり高いのと、金利が0%(連帯保証人がいなければ1.5%)とかなり低く設定されている点が魅力です。しかし、とにかく審査が厳しい事で有名です。

用途にあわせて、総合支援資金(生活を再建するための資金)、福祉資金(生活や仕事を営む為に必要な経費)など、細かく条件が分類された支援制度があります。

キャッシングを行う事を躊躇ったり、やめようと思った方も生活福祉化資金制度を検討するのも良いと思います。詳しくは、担当の方に相談してみると良いと思います。

不正受給の体験談から詐欺や闇金業者に気を付ける!

審査なしで即日融資」「ブラックリストでも大丈夫」など、理由があってキャッシングできない状態の方は多々います。生活保護を受けている方も、その中に入ると思います。

これまでお話してきたい取り、生活保護を受けている方でもキャッシングは可能です。ですが、あまり意味はないともお話ししました。

しかし、人は切羽詰まると思考が低下して、つい甘い言葉に騙されてしまいがちです。最後に、キャッシング詐欺について確認していきます。

生活保護の不正受給!甘い言葉に騙されると打ち切られる

<体験談>
「生活保護受給者でも審査に通る」、この言葉に騙されてついお金を借りてしまったのが失敗でした。当時、生活保護を受けていたのですがアルバイトもなかなかする事が出来ず、月の支給額では常にギリギリの生活をしていました。

そこでキャッシングを考えたのですが、2社受けて2社とも落ちてしまい、生活保護者はやっぱり利用できないんだと諦めていたところに、甘い言葉だったのでコロッと騙されてしまいました。

結局、借りたところは闇金業者だったので、とにかく利息の支払いがきつかったです。何とか支払いをしましたが、あっという間に苦しくなりました。

仕方なくアルバイトを始め、キャッシング分を早急に完済しようとしたんですが、今後は収入があるので生活保護費を減らされやっぱりギリギリの生活でした。

更に担当者さんとの面談で通帳の記載からなのか、それとも会話からなのかわかりませんが、キャッシングしていた事がバレてしまい不正受給をしているからと生活保護を打ち切るという話になり、これまで払った金額も一部罰金として返済してくれとも言われて本当に苦しかったです。

最後は、アルバイトをフルタイムで頑張ったので何とか数年掛かりでしたがキャッシングも生活保護費の罰金も払い終わりましたが、本当に甘い言葉に騙されたばかりに苦しい思いをしてしまいました。

闇金や詐欺に気を付ける!アルバイトが一番の近道

キャッシングは高額なお金を借りるサービスなので、怪しい人たちが集まってくることもあります。それが、闇金業者であったり、詐欺集団であったりします。このような犯罪者集団の手口は決まって、「簡単にお金が借りられます」といった基本的には単純なものです。

ただ、その手口は巧妙で多くの方が騙されてしまっています。上記の体験談のように、お金がない状態というのは心に余裕がありません。

それ故に、ついコロッと騙されるという表現が正しいのですが、闇金業者や詐欺に引っかかってしまうようです。

そうならない為にどうするか?なのですが、一番の近道は「アルバイト」をする事です。つまり、生活保護費以外の収入を真っ当に得る事をはじめ、それを大きくしていく事が一番の堅実なお金を作る方法だという訳です。

そして、この方法は生活保護の担当者の方も同意見だと思います。キャッシングや生活福祉資金貸付制度の検討も良いですが、堅実にアルバイトをする時間を増やす事もお金を増やす方法だと覚えておいて下さい。

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