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キャッシングの事前確認書を把握!確認の義務と意義について理解する

キャッシングに申込むと、事前確認書という書類が交付される事になります。「え?事前確認書って何?」と思われるかもしれませんが、契約をキャッシング会社と結ぶ前に必ず発行され確認しなくてはいけない書類です。

このようにお話しすると、「キャッシング会社からの書類は郵送されたりすると困るんですが・・・」と思う方もいるかもしれません。ですが、その点は大丈夫です。キャッシング会社も対応してくれます。

ただ、この事前確認書類について多くの方があまり認識されていないようです。そこで、キャッシングの契約前に必ず発行される事前確認書についてお話ししていきたいと思います。

事前確認書の内容とは?多岐にわたる契約内容の確認書類の全容

消費者金融や銀行のカードローン、クレジットカードのキャッシング枠などを申し込んだ方は、事前確認書類という書類を受け取る事があります。

これは文字通り、事前の確認書類なので、キャッシングに申込んだ方全てが受け取るのではなく、契約の可能性を既に持っているとキャッシング会社に判断された方のみに交付される書類となります。

では、キャッシングの事前確認書にはどういった事が書いてあるのでしょうか?

項目は6つ!キャッシングの事前確認書の内容を把握する

事前確認書は、キャッシングの:契約に関した確認の書類です。

  • 貸金業者の商号、名称、住所
  • 契約した年月日
  • 貸し付けた金額とそれに対する利率
  • 返済の方式と回数
  • 担保・保証人・保証機関など賠償の予定に関する決めごとがあればその内容
  • このほか、内閣府令で定める事項

まずは、契約しようとしている会社名や住所の記載があります。次に、契約する年月日、そして借入の限度額や金利(年間利率)や遅延損害金利率などが記載されています。また、返済方式や返済回数(予定)なども記載されています。

利息の計算方法や将来支払う返済合計、返済シミュレーションとしてどのような返済をすれば無理なく完済できるかなども記載されています。

※キャッシング会社によっては返済シミュレーションは記載されていない場合もあります。

また、担保、保証人が付く場合はその取り決めについても記載されていますが、基本的に消費者金融や銀行のキャッシングでは無担保・無保証人なのでそういった記載はありません。

内閣府令の定める事項とは、貸金業者の登録番号や債務者が負担すべき元本および利息以外の金銭に関する事項などや、期限の利益の喪失の定めがあるときは、その旨およびその内容なども含まれています。

<期限の利益>
期限が来るまで、支払いをしなくても良い権利の事を期限の利益と言います。キャッシングの契約上、支払いの遅延を繰り返したり、長期間の滞納が続いた場合、この「期限の利益」を喪失させることがキャッシング会社にはできるので注意しましょう。

このように、キャッシングの事前確認書には様々な内容が記載されている訳です。

合格通知ではない!2つの質問で事前確認書をより理解する

キャッシングの事前確認書には、上記でお話しした内容が記載されています。では、どんな時に事前確認書を目にする事になるのでしょうか?

実際に、事前確認書を見た方の体験から把握していきたいと思います。1つ目はクレジットカードのショッピング枠やキャッシング枠を申し込んだ方、もう1つはカードローンに申込んだ方のお話しです。

管轄違い!キャッシングの事前確認書は金融庁が交付している

<質問①>
クレジットカードのショッピング枠とキャッシング枠を申し込んだときは、事前確認書が2通郵送されてきました。これはいったい何でしょうか?

事前確認書とは、契約前に内容を最終チェックするための書類です。故に、上記で記載した内容を事細かく書かれた書類が届く訳です。

ただカードローンのキャッシングと違い、クレジットカードは枠によって2つの管轄に別れているので、それぞれの管轄から事前確認書が郵送される事になります。

クレジットカード ショッピング枠 キャッシング枠
法律 割賦販売法 貸金業法
管轄 経済産業省 金融庁

受け取る本人にとっては、2つも書類を送られても困るだけでしょうが、クレジットカードのショッピング枠とキャッシング枠を申し込んだ場合は、このような手間があると覚えておいて下さい。

消費者金融や銀行のキャッシングは金融庁の管轄なので、事前確認書は1枚となります。

結局合格通知なの?事前確認書類の意義を理解すれば安心できる

<質問②>
キャッシングに申込んだら、事前確認書というものが届きました。カードは後日郵送されますと書いてあるのに、審査の結果によっては希望に添えないとも書いてありました。これは結局、合格という事で良いのでしょうか?かなり不安になっています。

キャッシングの事前確認書は審査の合格の通知ではありません。ですが、受け取った方の大半は審査に通りますので、受け取った場合はほぼ合格だと思って問題ありません。

※但し絶対ではないので、契約書とローンカードを受け取るまではアクシデントが起こるかもしれない事に注意しましょう。

不安になる気持ちはわかりますが、過剰に心配する必要はありません。事前確認書は契約に間違いがあるか無いのかの、再確認です。逆説的に審査の合格を意味する書類(ほぼ受かっている)とも言える訳なのです。

事前確認書を警戒しない!郵送されて来る来ないで確認できる事

キャッシングの事前確認書は、申し込んだ方に届きます。ただ、申込んでもいないのに事前確認書が来た場合、それは何かのトラブルに巻き込まれている可能性があります。

また、逆に申込んだ筈なのに事前確認書が来ない場合も問題が発生している可能性があります。事前確認書が家に届くと困ると思う方もいるでしょうが、その対処法は後程お話しします。まずは、事前確認書の郵送でのトラブルについてお話ししていきます。

間違っているかも!申込んでいないのに事前確認書が来る危険性

キャッシングのトラブルで最も多いのが、滞納トラブルという返済時のトラブルです。そして、次いで多いが「詐欺」などのトラブルなのです。

キャッシングの事前確認書が送られてくると、書面にある契約内容が申し込んだ時と比べて違いがあるのか無いのかを確認する訳ですが、そもそも「申し込んでもいない」のに事前確認書が家に届いた場合、かなり危険に巻き込まれている可能性があります。

申込んでもいないのに、キャッシング会社から事前確認書が届いたら、スグに掲載されているキャッシング会社に確認をしてみて下さい。

◆但し、電話を掛けさせて電話口で詐欺を行う手口もありますので、慎重に電話確認をするようにして下さい。

もし、電話が怖い、不安と感じた場合は、届いた事前確認書に「貸金業者の登録番号」が記載されていると思います。それを、金融庁のホームページで確認してみて下さい。登録をされたキャッシング会社ならスグに情報を確認する事ができます。

載っていなかったら、警察へ相談してみて下さい。

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事前確認書はお知らせなので来ない場合は逆に確認しましょう

次に、申し込んだにもかかわらず、一向に事前確認書が郵送されてこなかった場合について考えていきましょう。

事前確認書の交付は法律上、義務なので絶対交付されるのですが、郵送をするかしないかは自身の判断で行う事ができます。つまり、相談していれば「郵送されない」事もあり得る訳です。

しかし、そういった事をしていないのに事前確認書が来ない場合は、一度キャッシング会社に確認してみた方が良いと思います。

事前確認書についてアレコレお話ししてきましたが、結局は契約前のお知らせに近く、むしろ来る事は当然と流しておけば変なストレスを受ける事がないのが事前確認書です。ただ、申し込んでも来ないとなると、審査に落ちた可能性がある訳です。

申込んだのに事前確認書が来ない場合は、そういった最悪の事態も想定する必要が出てきますので注意しましょう。

事前確認書は義務!キャッシング会社は必ず契約前に交付する

キャッシングの事前確認書がどの様なものなのかは、わかって頂けたと思います。ただ、この事前確認書はどうしても受け取らないとダメなのでしょうか?

キャッシングを申し込む方の中には、諸事情などでどうしても郵送は止めて欲しい、書類などは受け取りたくないと思っている方もいると思います。そういった場合、どうすれば良いのでしょうか?

実は、貸金業法で、2つの書類を交付する事が義務付けられています。その1つが、事前確認書です。つまり、交付されないという事はあり得ない訳です。

最後になりますが、事前確認書の法的なお話と、書類を受け取らない方法についてお話ししていきたいと思います。

2つの書類!キャッシングに必要な事前確認書と契約書

まず、キャッシングに申込んで話を進めていくと、2つの書類を必ず目にする事になります。

  • 契約前に内容を確認する為の書面
  • 契約が締結した事を証明する書面

契約前に確認する書類、これが事前確認書になります。そして契約が締結した時の書類、これが契約書となります。この2つは、貸金業法の16条と17条にてこうする義務があると明記されています。

もし発行しなければ、キャッシング会社は1年以下の懲役または300万円以下の罰金の支払い義務を負う事になります。

だからこそ、キャッシング会社が事前確認書を交付しないという事はあり得ませんし、契約をしようとしている方へ見せて確認しないと言う事もあり得ない訳です。

受け取りたくない!事前契約書はダウンロードでもOKです

ですが、例え交付されたり確認させることが義務付けられていたとしても、自宅に郵送されるのは「絶対に嫌だ!」という方もいます。

キャッシング会社のホームページに掲載されている、よくある質問の中にも「書類などを郵送されるのは困るので、どうすれば良いのか?」と言ったような質問はあります。当然、キャッシング会社はその辺は対処済みです。

どうしても郵送が厳しいという方には、WEB上(ホームページ)で事前確認書をダウンロードする事も可能です。現在の消費者金融などは、その傾向が強いと言えます。申込ページで何気なく確認をしているものの中に、事前確認書があったりします。

「え?知らなかった」では、本当はいけません、しかし、そういった方が多いのも事実です。また、後日会員ページ内でも事前契約書ならびに契約書は確認できますので、もし「郵送がどうしても嫌」と言う場合は、キャッシング会社に相談してみて下さい。

因みに即日キャッシングをする場合、事前確認書を郵送していては間に合いませんのでWEB上で確認する方法を取ります。無人契約機で即日キャッシングの場合も同様で、その場で確認する事になります。

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