キャッシングの最低返済額に注意!返済の落とし穴や長期化する理由
キャッシングの最低返済額や返済期日など、意外に利用し始めて疑問に思う事は多々あります。「返済額は自由に決められるか?」「返済日を指定したい」「返済方法は?」など、多岐にわたります。
その中でも、実際の返済額をどのようにするのかについては、良く挙がる質問です。最低返済額はいくらか?どのように決まるのか?など、あまりよく分かっていない方もいらっしゃるようです。
そこで最低返済額や最低返済額を支払い続けた場合の返済期間など、キャッシングの返済について注意点を踏まえてお話ししていきたいと思います。
キャッシングの最低返済額など、返済について疑問を解消!
それでは、まずキャッシングを実際に利用した方達が返済についてどのような疑問を持っているのか確認してみましょう。
毎月の支払い額についてや最低返済額、返済日などについてお話ししていきます。
5つの質問に答える!返済に関してのよくある質問を把握する
毎月の返済額は、キャッシング会社が事前に伝えてくれる最低返済額以上をお支払いください。
後ほど、最低返済額の算出方法をお話ししますので、そちらで確認して頂いても問題ありませんし、キャッシング会社の相談窓口や会員ページにて簡単に確認する事が可能です。
返済額を把握しておかなくては、用意する事が出来ないかもしれません。意外に大きな金額になりますので、事前にいくらなのか把握しておきお金が用意できないという事が無いようにしましょう。
上記でもお話しした通り、最低返済額以上の金額を返済しなくてはいけません。故に、「自由」に返済額を決める事はできません。
しかし、最低返済額以上の返済であるなら自由に返済する事が可能です。
キャッシング会社によって、返済日は変わります。5、15、25、末日の4日から選ぶ場合や、指定できる場合、7日と27日どちらかと2択の場合、などなどそれぞれ違います。
これはホームページや相談窓口で簡単に把握する事が出来ますので、もし迷うようでしたら確認しておいて下さい。意外に、いつも支払っている日以外でも返済可能という事はあります。
返済日を変えれるなら、給料日以降(2~3日後)に設定すると良いと思います。「あると使っちゃうんだよな~」というような方には特におすすめしておきます。
返済日の遅れや支払金額の事なら、まずは相談窓口に確認してみましょう。丁寧なアドバイスをして貰えると思います。
利息のみという返済は受け付けて貰えないと思いますが、分割などでできる限り早期に返済額が納められるような指示が貰えると思います。引き延ばしても、翌月の返済と重なって苦しくなるだけですので、早期返済を目指すアドバイスをして貰える筈です。
支払いの遅延は本来避けるべき事です。しかし、生活上どうしても金銭が不足してしまう瞬間はあるものです。ですから、返済日にお金がないので数日後での返済を希望したとしても問題はありません。普通に受け入れて貰えます。
むしろ連絡しているので、何か他のアドバイスを貰えて良い結果になるかもしれません。しかし、最悪なのは「連絡しても結局は払えない」などの言い訳をして、放置してしまう場合です。こうなるととても大きなペナルティを受ける事になってしまうので絶対に迷ったら相談してみて下さい。
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キャッシングの最低返済額とは?割合や求め方など基本を知る
では、返済額についてもう少し深くお話ししていきます。返済額には、最低返済額と約定返済額と自由返済の3つの返済方法があります。
最低返済額とは、その月に必ず払わなくてはいけない最低ラインの金額を指します。約定返済額とは、キャッシング会社事前に決めている毎月の返済額の事を指します。自由返済とは、最低返済額以上をご自身で自由に決めて返済する事なので特に言及する事はありません。
それでは、最低返済額や約定返済額についてお話ししていきたいと思います。
キャッシングの最低返済額の求め方!千円単位で決定されている
キャッシングにおいての最低返済額は、以下のように求める事ができます。また、キャッシング会社の窓口などでも簡単に確認する事が可能です。まずは、下記業を確認して下さい。
限度額 | 割合 |
---|---|
30万以下 | 借入残高の4.2% |
30万円超、100万円以下 | 借入残高の3.0% |
100万円超 | 借入残高の2.5% |
この割合を利用して、最低返済額を算出します。
◆借入残高 × 借入残高に応じた割合 = 最小返済額(1000円単位)
例えば、限度額が20万円で借入残高が10万円の場合は最小返済額は5000円となります。また、限度額が50万円で10万円の借入残高の場合、最低返済額は3000円となります。このように、限度額、借入残高、割合によって最低返済額は算出する事が出来ます。
最小返済額と約定返済額!借入金額によって定まっている返済額
次に約定返済額ですが、これはキャッシング会社によって違いますので、今回は三菱UFJ銀行のキャッシング(バンクイック)の約定返済額を確認してみましょう。
借入残額 | 約定返済金額 |
---|---|
10万円以下 | 2000円 |
10万円以上~20万円以下 | 4000円 |
20万円以上~30万円以下 | 6000円 |
30万円以上~40万円以下 | 8000円 |
40万円以上~50万円以下 | 10000円 |
50万円以上 | 10万円増すごとに2000円追加 |
10万円以下なら2000円と、かなり低価格の返済額となっていると思います。
返済する額が、最低返済額なのか約定返済額なのかはその都度キャッシング会社に確認する必要があります。ただ後程お話ししますが、この低い返済額が意外に返済の落とし穴になっている事があるので注意が必要なのです。
返済期限と返済回数の把握が肝!返済をスムーズにする知識
キャッシングの返済は注意しないと、意外なところでトラブルになりやすい傾向があります。最低返済額での返済は、経済的(お財布的に)お得のような気がしますが長期で見るとあまり楽観視できる物ではありません。
また「返しているのに返済額が減っていない気がする」などの、キャッシング(借金)をしている方が陥りやすいい不安などもあるツールを使えばかなり解消されます。
ここでは、最低返済額の落とし穴と返済期限についてお話ししていきたいと思います。
最低返済額の落とし穴!知らなければキャッシングが長期化する
キャッシングは限度額内なら、何度でも借入が繰り返せる生活の補助に便利なサービスです。ただ、キャッシングは便利な反面、借り続けると利息の支払いなどで大きなトラブルに発展するかのせいも秘めているサービスです。
故に、出来るだけ必要な時以外は利用しないという事が大事なのですが、もう1つ大事なことがあります。それが、返済額をできるだけ多めにした方が良いという事です。
例えば、下記のような条件の最低返済額で完済した場合、47カ月の返済期間が掛かります。
返済までの期間は、47カ月(ほぼ4年かかる計算)となります。
因みに、総支払額は約70万円(69万4862円)ほどになります。次に、最低返済額に1000円上乗せて返した場合どうなるのでしょうか?
返済までの期間は、43カ月(3年半かかる計算)となります。
総支払額は、約68万円となります。
毎月たった1000円多く返すだけで、半年の返済期間の短縮と約2万円の支払額の減少が見られることになります。
当然、返済と借入れを繰り返すと、上記のような結果にはなりません。あくまでも返済一辺倒の参考例となります。しかしキャッシングの長期化も危険なのですが、意外に最低返済額をそのまま払い続ける事も「大きな返済の落とし穴」なのではないでしょうか?
つまるところ、それはキャッシングの長期化を引き起こし利用者に損失をもたらす結果になる可能性が大きい訳です。
このような結果は、キャッシング会社のホームページにある返済シミュレーションなどを利用すれば簡単把握できますので是非試してみて下さい。そして、毎月の返済額にちょっと上乗せできるように心がけると良いと思います。
支払い期限を決める!返済シミュレーションで正しい返済計画
上記のような、キャッシングの最低返済額の落とし穴に落ちない為にはどうすれば良いでしょうか?答えは、自分で年数を決めて返済するという事です。
「返しても返しても借金が減らない」と思う方がいるようですが、しっかり返済計画を立てている人は自分の立ち位置が正確です。その月にいくら返し、残高がいくらあり、あとどれぐらいで完済なのかすべて把握しています。
さらに言えば、3年で返すと決めていたり、いつまでに返すという明確な目標も持っている傾向がとても強いです。そういった方達は、滞納トラブルとあまり縁がなく誠実な方とキャッシング会社に認識されています。
では、例えば3年で返すと決めた場合の返済額(最適な返済額)などは簡単に把握する事ができるのでしょうか?簡単です。これも、返済シミュレーションを利用すれば問題ありません。
②返済したい期限(3年なら36回で返済)
③借入れ利率
上記3つを入力すれば、一瞬で最適な返済額を算出する事が可能です。あとは、この金額を毎月確保する努力をしていくだけです。
最低返済額は、金銭的に困っていれば助かるでしょうが、長期的に見れば首を絞められる元となる事を理解し、出来るだけ余裕を持った金額で返済する事をお勧めします。
返済方法の確認!豊富な方法を把握して手数料に気を付ける
では実際の返済方法についてお話ししていきたいと思います。キャッシング会社によって返済方法は変わってきますが、主だって上げると4つの返済方法があります。
WEB返済、ATM返済、口座振替、銀行振込、それぞれ使いやすいものを選び使えば良いと思います。また、キャッシングの最低返済額の落とし穴と同様、ATM手数料にも実は「落とし穴」があったりします。
それでは返済方法と手数料の落とし穴について、お話ししていきます。
好みに合わせて!キャッシングの返済方法は基本的に4つある
キャシングの返済方法は、基本的に以下の4つとなります。
- WEB返済
- ATM返済
- 口座振替
- 銀行振込
WEB返済んとは、インターネット経由(eBay)で振込をするサービスです。インターネット経由なので、24時間365日いつでも返済が可能となっています。但し、事前にeBayを利用できるようにしておく必要があるので注意が必要です。
ATM返済は、最も一般的な返済方法だと思います。全国の提携しているコンビニや銀行などのATMを利用し、幅広い範囲で返済の手続きが出来るようになっています。また、コンビニATMなどは早朝・深夜でも利用ができるので大変魅力的な返済方法となっています。
口座振込は、毎月決まった日にちに返済額を自動で引き落としてくれるサービスです。事前に登録しておく必要はありますが、一度登録さえしてしまえば返済日をうっかり忘れて支払いを遅延するというミスは起きなくなります。但し、口座の残額には注意する必要があります。
銀行振込での返済は、通常の振込なのでご理解しやすいと思います。返済自体は、銀行を経由しますので14時までに振り込まなければ翌営業日に支払いする事になってしまいますので注意が必要です。
手数料に気を付ける!返済額以外にもキャッシングの費用はある
ATMでの返済で発生する、ATM手数料には気を付けましょう。キャッシングにおいて最低返済額で返し続けるとあまり良くないお話をしました。下記を見て頂きたいのですが、ATMは取引するたびに手数料が発生するようになっています。
●1回、108円
<1万円以上の取り扱い>
●1回、216円
返済は毎月あるので、必ず1回はATMを利用する機会があります。そこに、例えば2万円ずつ月に借入れを行ったとしたら、ATMを2回利用する機会を得る訳です。
すると計3回ATMを使う事になりますが、その時の手数料は648円となります。もしでしが、キャッシングを3年4年と長期に利用しているとしたら手数料はどれ位になるのか想像してみて下さい。
世の中には、キャッシング歴10年以上という方達も大勢いますので、その方達が払った手数料を考えると大変大きなものだったと思います。
ATMでの返済は便利なのですが、この手数料が意外に落とし穴になる事を覚えておいて下さい。
※消費者金融にはATM手数料が完全無料のレイクALSAや他にも特定のATM手数料を無料にしているキャッシング会社もありますので、そういったサービスを展開している会社を選ぶのも1つの手だと思います。