キャッシングの利用停止！パターンを把握して３つの対策で回避する

「キャッシングが利用停止になった！」「あれ？借りられない！」と言ったように、突然キャッシングの利用が出来なくなることがあります。すると、楽しみにしていたその後の計画が全てパーになってしまうどころか、一定期間キャッシングが利用できないかもしれません。

キャッシングの利用停止（利用制限）は、突然やってきます。当然、理由は利用者本人にあるのですが、ATMなどで引き出そうとして引き出せないので、人によっては軽いパニックになってしまう事もあります。

なぜ、利用停止などに陥るのでしょうか？その原因や、その後の影響、そして解除方法など注意点を踏まえお話ししていきたいと思います。

恐怖の体験！キャッシングを利用停止された時の３パターン

突然やってくるキャッシングの利用停止は、その場でのパニックとその後にかなりの悪影響を残します。そこで、まずはキャッシングを利用停止された方達の体験談を、２つお話ししていきたいと思います。

また、キャッシングの利用停止にはいくつかのパターンがあります。そのパターンについても、お話ししていきます。

支払い忘れ？警告無視？キャッシングを利用停止された体験談

返済忘れによる、キャッシングの利用停止はたまにあります。特に返済方法を引き落としにしている方は、口座への入金不足で度々引き落とせないと言ったケースになる傾向があり、キャッシング会社も仕方なく借入れの制限を行ったりするようです。

通常、返済忘れを２度や３度したところで、キャッシグの利用停止にはなりません。

文中にはありませんが、きっとこの方は幾度も返済の遅延を行っていたために、キャッシング会社から制裁的な意味を込め利用停止処分を受けたのだと思います。

利用停止は突然やってきます。しかし、理由もなく行われる事はあり得ないのです。

２カ月の滞納は、残念ながら今後の金融商品の審査に数年間は受からない位の悪影響を与える出来事です。むしろ、キャッシングの契約を強制解除するために内容証明（訴訟を踏まえた）が届かなかったのがラッキーだったと言えるほどです。

長期間の滞納は、数日の返済遅延より、かなり印象が悪い行いです。キャッシング会社も、それだけの長期間だとかなりの督促状や催告状などを送ったり、電話で催促をしている筈です。

しかし、それでも放置してしまえば「返済の意思がない」と判断されてしまします。すると、キャッシング会社ができる手段は２つです。キャッシングの利用停止か司法による訴訟での解決です。

今回は前者のキャッシングの利用停止が行われましたが、場合によっては訴訟に発展していてもおかしくない体験談です。

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利用停止とは？３つのパターンを理解する！

キャッシングの利用停止とは、契約者の借入や返済によってキャッシング会社が損害（迷惑）を受けた場合、損害を広げない為にキャッシングの利用を一時的に停止する処置の事を言います。

体験談では借入の制限が掛かっていましたが、キャッシングの利用停止は以下のように３つに分ける事ができます。

キャッシングの利用制限をされると、今後一切借入が利用できなくなる訳ではありません。キャッシング会社の判断で、３つの段階で利用停止処分が行われます。

１つ目は、当然なのですが返済日に返済できなければ当月の返済額を支払うまでキャッシングの利用ができない状態です。これは返済の遅延に対する一般的な対処なので、最も軽い利用停止と言えます。

２つ目は、返済の遅延を何度もしてしまうと、一定額（キャッシング会社によって違います）もしくは完済が完了するまで、一時的に返済のみしか行えなくなる状態です。これは意外に重い利用停止で、返済の遅延がかなり悪質であると判断されたときに行われる処罰です。

３つ目の強制解約を前提にした利用停止は、「キャッシングの利用をする事は二度とできない」と思っても差し支えありません。

この段階は、キャッシング会社が訴訟を念頭において内容証明を送ってくる段階です。訴訟は、支払督促や少額訴訟と言った貸金業界で良く行われる訴訟となります。さらに言うと、訴訟に負ければ借入残高は一括返済を請求されてしまいます。

３つ目の訴訟は、かなり長期の滞納をしなければ行われない利用停止処分です。こうならないように、滞納が１週間以上になりそうな時は、キャッシング会社に返済について相談するようにして下さい。

なぜ利用停止になる？６つの原因と２つの例外を確認する

それでは、なぜキャッシングの利用停止になるのか具体的にお話ししていきたいと思います。利用停止される理由は、大きく分けて６つあり、また例外的な物も２つあります。

遅延や滞納や規約違反！利用停止になる６つの理由

ただ基本的には、無計画にキャッシングを利用していると、その付けを払う形で利用停止になる傾向が多いように思います。それでは、下記６つの原因を見ていきましょう。

度重なる遅延や長期の滞納ですが、まず目安の回数として連続で５回以上遅延すると少し怪しくなってきます。５カ月連続での遅延は、一定期間の利用停止を行われる可能性が高くなります。また、長期滞納の目安は２～３カ月です。この期間の滞納は、かなり危険な状態となります。

これは仕方がない事ですが、時には転職して減給したり、景気のせいで減給したりと収入が減ってしまう事があると思います。その際、キャッシング会社に申告した新しい給与によっては、限度額を引き下げないといけない状態になるかもしれません。すると、調整のため利用停止状態になる事があります。

規約違反とは、転職したり給与が減ったりした時に報告が無かったり、他人に又貸しをしたり、事業資金などに活用したりと言った、各キャッシング会社が定めている規定を守らなかった場合、キャッシングを利用停止される事になります。

回し返済とは、他社のキャッシングなどを利用して、自転車操業的に返済を行う事です。この方法を行う段階の方は、借入の目的が他社への返済になっている可能性が非常に高いです。

キャッシング会社は定期的に信用情報機関をチェックして、そういった状態をスグに見破ってしまいます。今後の事を考え、キャッシングの利用停止処置を行ってきます。気を付けて下さい。

もし他社でもキャッシングを利用していた場合ですが、そちらで利用停止をされる事も可能性としてはあります。その時、信用情報機関のチェックでキャッシング会社が知ってしまうと、「十分な返済能力が現状無い」と判断されて、一旦キャッシングの利用停止になる事もあります。

このように他社の利用停止が、他のキャッシング（金融商品）に影響を与える事もあるので、それぞれの返済はしっかり行っていかなくてはいけない訳です。

例外が２つ！増額申請と海外での使用に気を付ける

実は、例外的にキャッシングの利用停止になってしまったという状況があります。そういった２つのケースについて、お話ししていきます。

• 増額の影響

他社でもキャッシングをしている方で、増額をした際にキャッシングの利用停止が行われる可能性があります。キャッシングの限度額は年収の３分の１と決まっています。

もし他社での増額の結果、キャッシングしている全ての借入額の合計が年収を超えてしまうと、調整のために利用停止を行う事があります。故に、他社での増額が他のキャッシングに影響がある事を把握しておき、増額申請する時は事前に計算して問題がないようにしておきましょう。

• 海外での使用

クレジットカードのキャッシング枠を、海外で利用しようとすると、たまに起こる利用停止です。クレジットカードには「不正使用検知システム」と言った、不正を行われた際に強制的に利用を停止する仕組みがあります。

海外などで使用すると、例え本人であっても盗品である可能性を考慮してキャッシングの利用停止が行われる事もあります。対処法は、信販会社に事前連絡しておけば良いです。

また、同じ店で短時間に複数回利用されるなどの状況でも、システムは作動します。このように、契約者の意図していない部分で、キャッシングの利用停止が行われる事もあるので覚えておいて下さい。

悪影響しかない！３つのデメリットと利用停止の波及効果を知る

やはり、キャッシングの利用停止は処罰なので、デメリットしかありません。基本的にしっかり返済をされていたり、忘れたり遅延したりしても頻度が少なければ全く気にする必要はないのかもしれません。

しかし、起こってしまう可能性もあるので、利用停止のデメリットについてお話ししていきたいと思います。

３つのデメリット！キャッシングの利用停止が及ぼす悪影響

突然やってくる、キャッシングの利用停止は、３つのデメリットがあります。

キャッシングの利用停止は、返済のトラブルによって基本行われます。つまるところ、返済に影響が出るくらい資金がない状態な訳です。故に、キャッシングの利用停止をされる方は単純に「お金がない」と言えます。

こういった方は、キャッシングを生活費に充てている場合が多いので、利用停止は生活に直結したダメージを与えます。

生活が苦しくなると、健康的にも精神的にもより悪い状態になり、更なるトラブルへと発展してしまうかもしれません。キャッシングの利用停止は、本当に危険の一歩手前なのです。

上記でも軽くお話ししていますが、キャッシングの利用停止の情報は信用情報機関に記録されます。その為、他の金融商品の利用に悪影響を与えるかもしれません。他社でキャッシングをしている場合、そちらも利用停止になる可能性があるという訳です。注意しなくてはいけません。

このようにキャッシングの利用停止は、契約しているキャッシング会社のみではなく波及的に他社のキャッシングにまで影響する可能性がある訳です。

解除方法は２つ！事前対策でキャッシングの利用停止を回避する

キャッシングの利用停止は、様々な悪影響の第一歩です。ですから、スグにでも解除しなくてはいけません。さらに言うなら、事前の対策で利用停止にならないようにする事が最も大切だとも言えます。

利用停止の解除方法や事前対策について、お話ししていきたいと思います。

相談と返済のみ！利用停止の２つの解除方法

キャッシングの利用停止の解除方法は、２つしかありません。

• 返済を行う
• キャッシング会社の窓口へ相談する

利用停止された場合、１も２もなく早急に滞納している金額の返済を行って下さい。それが最初の行動です。利用停止の主な原因は、返済の遅延や長期滞納です。故に、返済トラブルの解消さえすれば、全ては丸く収まります。

この方法が唯一無二と言いたいのですが、払いたくても払えない状況の方もいると思います。そういった方が取れる方法は、２つ目のキャッシングへの相談です。

できれば利用停止される前に行うべき相談ですが、起こってしまったのなら仕方がありません。早急に、まずはキャッシング会社へ相談の連絡をして下さい。

基本的にキャッシング会社も、「いくら支払えて、いつまでに支払えるか？」と言った返済について言及してきます。それに真摯に答えて下さい。払えないのなら、なぜ払えないのか？いつなら払えるのかなど、改善策を踏まえ相談して下さい。

確かに、スグに解除される事はありません。やはり、解除には返金しかないからです。しかし、相談をする事によって「返済する意思」を伝える事が出来ます。これにより、今後の契約も継続していける可能性が残る訳です。

もし相談しなければ最悪の場合、完済まで利用停止が解除されず、さらに完済後に契約を解除されてしまうかもしれません。こういった流れにならない為にも、将来の解除のために相談を必ずして下さい。

３つの事前対策で回避！計画を立てれば利用停止は避けられる

キャッシングの利用停止は、返済日に返済額をしっかり返していれば絶対に避けられます。

キャッシングの利用停止をされた方の多くは、無計画に返済を行う傾向にある事が分かっています。そこで、しっかりとした返済計画を立てて下さい。たったこれだけでも、「意識」が変わります。何事も、意識しないと忘れてしまうものです。

意識さえしていれば、返済額や返済日などを忘れる事はありません。節約したり無駄遣いなどを抑えたりして、お金を用意したりもできます。こういった計画を立てるのに役立つのが、返済シミュレーションです。

返済シミュレーションは、キャッシング会社のホームページに無料ツールとして利用可能なので、是非ツールを利用しながら計画を立てて下さい。また返済中に、少しでも「今月は遅れそう」とか「今月は使い過ぎて、かなり厳しい」などと感じたら、キャッシング会社に相談しましょう。

分割での返済や返済日の延長など、担当の方が親身になって相談に乗ってくれます。また事前に相談していれば、返済の意思も伝わるのでキャッシング会社も利用停止を行わなかったり、行うとしてもかなりの猶予を与えてくれると思います。

是非、返済計画を立て「意識を作り」、キャッシングを健全にご利用下さい。